Windows10のリモートデスクトップのキーボード配置が変わった→これはWin10のバグ? とりあえず、暫定回避できました。→根本対処もできた??いやまだだめ,さらに暫定回避策

Windowsのバージョンアップで変わった?

Windows10のバージョンやOSビルド番号の確認方法はリンク先のサイトなどで確認してください。
Windows10はバージョンアップで、期待しない変更がときどきおこりますが、最近の変更では、使えなくなっていた機能が復活したものもありますが、期待しない動きをしているものもあります。

■対象バージョン
ローカル環境Win10;      バージョン1903 (OSビルド 18362.267)
リモートデスクトップ環境Win10;バージョン1809 (OSビルド17763.615)
リモートデスクトップ; バージョン10.1.1098.1000

■ 使えなくなっていた機能が復活したもの
 Windows8からWindows10にバージョンアップしたときは機能していたデバイスキャストの機能ですが、気が付かないうちに機能しなくなっていました。先日(2019年8月初旬?)のバージョンアップを契機にデバイスキャストの機能が復活したようです。
下のように、エクスプローラーで動画ファイルを右クリックして「デバイスキャスト」をポイントすると(多少時間がかかりますが)キャスト先のハードウェア下の場合はテレビが選択肢に現れます。テレビを選択すると動画をキャストできます。

■期待しない動き
対象の組み合わせで利用したときに、ローカルマシン上では、キーボードの配列を正しく認識しているが、リモートデスクトップ上のマシンでは異なるキーボード配列として認識されている状態に変わりました。きっかけが何かははっきりしませんが( 2019年8月11日の夜から12日 の間に発生)、Windows10のバージョンアップではないかと推測しています。タイミング的には、Windows10のバージョンアップによりリモートデスクトップの実装が変わったことと一致しています。以前は昔ながらのリモートデスクトップの画面でしたが、現在は下のようにWin10らしいアイコンに変わり、操作性もWin10のアプリケーションらしく変わっています。その辺は良いのですが問題はキーボード配置です。

”[”を入力したつもりなのに”@”だったり、”「”のつもりが”‘”だったり、主にアルファベットキーの右側のキー配列が変わっていました。これは”Microsoft Japan Windows Technology Support Windows 10 RS4 へのリモート デスクトップ接続時に、UWP アプリへの入力時のみキーボード配列が異なる事象について”とはとは事象が違うようです。 [Shift] + [2] キーを押した場合、Chrome上では ” (ダブルクォーテーション) が入力されます。この部分は正常だがアルファベットキーの右側部分たとえば、Lの右側は本来 ; (セミコロン)ですが、^ が入力されます。
ただこのページにヒントがあるような気がします。リモートデスクトップをウインドウ表示にして、キー入力モードを確認してみました。

上は、ローカルマシン上のエディタを操作しているときの画面で、IMEが有効な状態です。ここからリモートデスクトップを操作すると下のように、ローカルマシン側のIMEが無効状態に変わります。これが原因かどうかわかりませんが、確認中です。

■解決編(回避策)→下のほうも参照 8/15この回避策も使えなくなった
キーボード配列の認識状態は。MOOVOOサイトの確認方法ではローカル、リモートともにどちらも同じ”日本語キーボード(106/109キー)”です。この状況から問題は接続元の”リモートデスクトップ”と推測しています。と思ったらやっぱり、これまで使っていた”リモートデスクトップ接続”の実装は残っていました。

下のメニューからWindowsアクセサリ→”リモートデスクトップ接続”をクリックすると昔ながらのインターフェイスでリモートデスクトップ接続できます。この手順で接続するとリモートデスクトップのアイコンは上の緑のように昔ながらのアイコンで接続できます。これにより、キーボード配列も期待通りの動作ができます。

★この挙動からすると、Win10の新実装のバグというか、去年も発生した問題に類似していて、上で指摘したようにIMEの認識が絡んでいるように思われます。古い実装のリモートデスクトップにポイントすると下のようにIMEの部分が隠蔽されます。見ようとし”^”をクリックするとローカル側にフォーカスが当たるのでリモートデスクトップにフォーカスがある時にローカル側がどのような状態になっているかはわかりません。しかし、明らかに動きが違うので、ここが問題事象に絡んでいるのは間違いなさそうです。

お盆の時期なので、MSの調査や対処もとまっているかも、アメリカはお盆内から動いてうごいてほしいが…。 セキュリティパッチなら仕方がないが、この時期に機能変更のパッチを出さないでほしい。ま、とりあえず古い実装で回避できたので何とかなりますが、早く新しい実装を修正してほしい。そして、このままの状態で古い実装を消すなんてことをしないでほしい。

■根本対処も完了??(2019/8/14夜時点)
 Windowsがまた更新されました。下のとおり、リモート側のWinodws10が更新されていました。ローカル側は変更ありません。この環境でキーモード配列の問題は解消していました。

更新前;
リモートデスクトップ環境Win10;バージョン1809 (OSビルド17763.615)
    ↓
更新後;
リモートデスクトップ環境Win10;バージョン1809 (OSビルド17763.678)  

■またダメになった。今度は回避策も効かない(2019/8/15 10:00ころ)
2019/8/14夜時点
ローカル環境Win10;      バージョン1903 (OSビルド 18362.267)
リモートデスクトップ環境Win10;バージョン1809 (OSビルド17763.678)
リモートデスクトップ; バージョン10.1.1098.1000
  ↓
2019/8/15 10:20ころ
ローカル環境Win10;      バージョン1903 (OSビルド 18362.295)
リモートデスクトップ環境Win10;バージョン1809 (OSビルド17763.678)
リモートデスクトップ; バージョン10.1.1098.1000


酷すぎます。なんてことをしてくれるんでしょう。もっとちゃんとテストしてから修正パッチをリリースしてほしい。
今度は、2018/9と同じ症状に見えます。 2+shiftでダブルクオーテーションになるべきところ@アットマークになるパターンで、キー配列が入れ変わっています。 この挙動は新しいリモートデスククトップ、古いリモートデスクトップの両方で発生します。今のところ回避策ない。。。 私の場合、左に置いてあるiPadの英語キーボードを見ながら脳内キー変換するしかなさそうだが、めちゃくちゃ効率が悪い。何とかならないか?
面倒ですが、なんとか回避策を確認できました。 ”Microsoft Japan Windows Technology Support Windows 10 RS4 へのリモート デスクトップ接続時に、UWP アプリへの入力時のみキーボード配列が異なる事象について” に記載がある「レジストリの値を “KBDJPN.DLL” から “kbd106.dll” に変更 」して、なおかつ古いリモートデスクトップの実装を使用することで回避できました。 
 

インストールせずにLinuxを使うならUSBメモリは USB3.xで

LinuxでWiFiのホットスポットの機能を検証するためにインストールすることなく利用できるLinuxを構築してみました。
※下の手順より簡単な方法を → こちらに記載しました

前提条件
 ターゲットマシン:Intel Core i7-2600
NVIDA GeForce GTX560だが障害あり。Winでは640×480のモードかリモートデスクトップでの利用で運用回避中
おもにWin10で利用しておりインストールはしたくない。

  別のマシン:Intel Core i7-8700など2台のマシン
ネットワーク:有線LANあり
Linux:2019/7/30時点で最新(Ubuntu19.4を使用)

参考情報
 Linux環境構築にあたり、つぎのサイトの情報を参考にさせていただきました。
LinuxをUSBメモリへインストールする

ターゲットのマシンではなく正常に動作するPCでUSBメモリにLinux環境を構築します。上のサイトに書かれている作業でほぼ実現できます。ただ Ubuntuのバージョンが上がっているので、すこし異なる手順のところはありました。今思えば、より簡単に変わっているイメージですが、上のサイトの記載に引っ張られてすこしいらないことをした感触はあります。その辺の手順は差っ引いて、以下に、上のサイトと異なるポイントを書いておきます。

1)「USBメモリ上にパーティションを作成」のところで、「ラベルはcasper-rwとします」とありますが、persistenceにします。 最悪は、何も名前を付けなくてもUbuntuが起動時に勝手に適当な名前を付けてマウントしてくれます。そのあとUbuntuからExt4のパーティションラベル名を変えることも可能です。
2)パーティション作成は最初UbuntuをUSBで起動してUbuntuのインストールの際に動くパーティション分割で構成しました。これでも十分に分割は可能です。しかし、一度分割したものの再構成し直すなど痒いところがどうしても実行できませんでした。そこで MiniTool Partition Wizard  を利用して対処しました。このパーティション作成については別ページで紹介しています。また、EaseUS Partition Masterを使う例も紹介しています。
3)「 Persistent fileのサイズは0に設定します。 」これはやりません。取れるだけ確保します。このため、第1パーティションは少し大きめに設定しておきます。もちろん第2パーティションも1)に書いたように Persistent storage に自動的に割り当てられます。
4)上のようにUbuntuの仕様変更?の影響もあって、「パーティションをPersistent storageとして割り当てる」のところの作業は不要です。

ここまでで、正常に動作するPCではUSB でLinuxを起動できるようになります。
これに加えて、最初の課題の”ディスプレイアダプタ問題”の回避をします。そのためにはグラフィックを使用しないように設定変更します。

\boot\grub\grub.cfg を編集します
既存の menuentryをコピーしてメニュー名を “Try Ubuntu without installing with TEXT” などに変更します
boot=casper xxxの部分を、”boot=casper text nomodeset —”に変更します

この変更により、上の写真のように起動時にテキストで起動ログが表示されるように変わりますが、起動し終わるとGUIが起動します。そこで、Ubuntuが起動した後、terminalなどを使ってつぎのコマンドでCUIモードに切り替えます。
sudo systemctl set-default multi-user.target
これにより、CUIで起動できます。
 ※記載しているサイトが見当たりませんでした。デフォルトのubuntu アカウント のパスワードは””つまりエンターのみ。sshからは空文字をうけつけないなどリモートからログIDでのログインが面倒です。別途アカウントを作ってsudoグループに追加して使用します。ここまでで、Linuxを利用するベースの環境ができました。

64GB USB2.0仕様と 32GB USB3.0仕様の2種類のUSBメモリを使用して起動確認を行いました。それぞれの起動、停止時間は次の通りでした。

   USB2.0USB3.0
起動からログイン画面まで4分45秒50秒
起動パスワード入力後、ログイン完了まで5分1秒
シャットダウンから電源が切れるまで5分50秒20秒

表中の「ログイン画面」は上の画面です。

上表の「 ログイン完了 」とは上の画面の状態です。


上記のようにUSB2.0でも動作はしますが、かなり処理速度が遅いのでちょっと使いづらい。USB3.0は比較的早い、もう少し早いほうが良いのですが…。今なら、USB3.0以上を使うしかないでしょう。

さて本題の障害のあるPCで確認します。このPCはWindows10が何と起動して、利用することができるが、起動時のロゴやデスクトップのアイコンが崩れて見えるとうレベルの壊れ具合です。以前は2画面使えていましたが、HDMIでつないだディスプレイには表示できず、古いディスプレイBL-191A-Bで表示が崩れながら使うか、リモートデスクトップで別マシンから使うかしています。リモートデスクトップの場合はディスプレイアダプタを使わないので障害の影響を受けにくいのでしょう。

上の写真をよく見ると、微妙な濃淡ですが妙な横線が何本もあるのが見えます。こんな感じで微妙な壊れ方をしています。


このマシンでUSB Linuxを起動してみました。

普通に起動できたかと思い蒔いたが、一切動きません。 キーボードを認識していない のかユーザー名を入力できません。最後の確認としてキーボードのUSB端子を抜き差ししてみました。すると、次のようにメッセージがでました。

”usb 3-1.3: device not accepting…” USBになにか差し込まれたことを認識はしたが、デバイスを受け付けていません。

テキスト起動であればグラフィックに多少の問題があっても使えると考えていたのですが、上の状態となりだめでした。残念、この状況からLinuxはまだまだハード障害に弱いと感じましたというか、Windowsがこの状況に耐えているのがすごいという感じでしょう。

とりあえず、正常に動くPCで、検証進めます。

活動量計 T-PRO Lifesense band2の電池の持ちと電池が切れるまでの挙動

以前に8/1ころにと書きましたが、本日(7/30) T-PRO Lifesense band2の 電池が切れました。その、 スマートウォッチ T-PRO Lifesense band2の心拍計オフとオンのパターンでの電池の持ちのチェック結果です。

結果は次の通りです。1回のフル充電で心拍計オフなら21日間、心拍計がオンなら4日間使えます。後半に電池の減少ペースの変化が激しかったのは利用方法によって発生しているのかと思いましたが、製品の動作をそのようにして使えない状態が発生しないように工夫しているような気がしてきました。詳細は下に書きます。

40%を切ったあたりから電池の減りが急になり、10%のところで長時間滞留しました。実際にはありえなさそうなくらい長時間10%だった、つまり通常1日あたり4から5%消費されていたのに、ほぼ1日10%で維持されていました。 また、10%のところでバイブレーション機能が動作しました。1秒くらいの振動が3回ありました。どこかで設定したのか、設定できないのかはわかっていません。アラーム設定では15秒と設定したので、その数値とは違うようです。
この振動による通知があるように、
利用者に電池切れを早めに提示して電池切れを回避するように工夫されているのではないかと推測されます。 訂正・補足(2020/1/27追記):字消し線で消した部分は間違いでした。このバイブレーションは電池残量とは関係ありません、設定した目標の歩数を達成したときに動作するものでした。


それから、9%の段階では操作もでき、歩数の計測など各種機能は機能していました。
その後、電池が切れている旨の表示となり、残量が何パーセントなのか確認できない状態に移行します。その状態では時刻しか確認できません。歩数の確認ができないため、この時間帯に歩数カウントができているのかどうかは確認できていません。
心拍計オンの時は10%を切った後も歩数カウントをしていたように見えていましたが、再度確認する予定です。
そして、電池が切れて時刻表示もなくも表示できない状態になります。この状態で1時間ほど放置した後に充電してBluetooth連携を行いました。

最後に。電池が切れてしまったら、どこまでのデータを回収できるのかみてみました。電源が切れる5日前から Bluetooth連携していません。この状態からBluetooth連携して、前回連携していた後の続のデータから、電池が切れるまでのデータ少なくとも時刻表示のみのモードになったところまでのデータを回収することができました。

購入前から、他の製品(Newpower とかitDEAL 活動量計)では2日くらいしか電池が持たないとか約2~6日間(anemos fit AW-002 山佐、GanRiver というレビューなどの情報があったので、気にしていました。3週間持つという結果から電池の結果による製品寿命も長くなるので安心して使えそうです。

全く話は変わりますが、6年前に買った携帯電話は1回の充電で1週間ほど持ちます。いまでも問題なく使えています。充電池は充電を繰り返すことによって劣化していくので、1回の充電でどれくらい長く持つかはどれくらい劣化せずに使えるかに直結すると考えています。そんな感じで気に入ったものを長期間使いたいので電池の持ちは重要ですね。

トマトの開花から収穫までの期間

以前にトマトの収穫時期について検討しました。「トマトだと800~1000℃(品種によって違います)ミニトマトだと750~850℃(品種によって違います)くらいです。」という情報がありました。そして、いま植えている品種の状況が見えてきています。6/22に開花していた分は7/17から7/27に収穫しました。6/29に開花していた分は7/28ころから収穫し始めました。

収穫の時期に幅がありますが、開花のほうも幅があり微妙ですが、上記の期間の累積温度は、6/22分は660℃から905℃で、6/29分は742℃以上です。

上の図からこれから気温が上がってくるので、開花から28から32日くらいで収穫できそうな状態です。今日も開花しているものがあるので、8月後半くらいまでは確実に、毎日大量にトマトを収穫できそうです。日々の消費量を上回る量を収穫できているので、料理レシピなど使い方を工夫が必要そうです。

トマト大量収穫中&きゅうり収穫はちょっとお休み

トマトやミニトマトばかり大量にできて、きゅうりは探しても新しいものはなっていないようなので当面はできそうにないなと思っていたら、レタスの苗の植え付けのために普段見ていない角度から見たら実ができていました。確かに前に小さな実ができているのを見た覚えがありますが収穫した記憶もなく忘れていました。ただ、上から見ただけでは影になっていて見逃していたようです。いろいろな角度から見ていたつもりですが、葉が生い茂っているとしかたないかもしれません。大きいほうはほぼ地べたに転がるような感じになっていました。

2019/ 7/27 17:37

下側のきゅうりが小さく見えますが、市販のものの長さが20cm前後なので、ほぼ市販のものと同じです。ちょっと見逃すと上のように巨大になってしまい後続の実に栄養が回らなくなるので、見えやすいような作りにしないといけませんね。

それから、またまた先々週に植え付けたきゅうりが枯れそうな状態になっています。植え付けたときからずっと雨の日がつづいて急に日差しに強い日が続いているのでやられてしまったのでしょうか。地面は十分に湿気ているので水が切れたというわけではなさそうです。残っているきゅうりを枯れないように注目してみます。

位置情報を利用するサービスと位置偽装

現在、自分がいる位置(個人情報)を利用しているサービスが多数あります。この個人情報の位置づけと位置偽装?とそれぞれのサービスについて書きます。

まず、自分がいる位置は個人情報にあたります、よってこれを利用するサービスは事前に位置情報を利用する旨のメッセージを提示します。この位置情報はいろいろな方法で取得されたもので、その精度や正確性に違いがあります。

1)GPS
3つ以上のGPS衛星からの電波をもとに高度もふくむ位置を特定する仕組みです。 空がある程度の範囲で見える場所であればどこでも位置特定することができます。 利用するにはGPS受信機を内蔵している必要があります。受信モジュールの値段は1000円ちょっとくらいです。それなりの値段の端末なら搭載しておいてほしいところですが、GPSが搭載されていない端末もあります。そのような端末やGPSの電波が届かない場合は、後述の方法を組み合わせて位置特定をしています。

2)携帯電話基地局
  携帯電話が通信している基地局から場所を特定する仕組みです。携帯電話がつながる場所であれば位置特定できるため部屋の中などGPS電波が届かないような場所でも利用です。ただし携帯電話の契約がない場合は利用できません。また、位置特定の精度は1つの基地局でカバーする範囲のどこかとまでしかわからないので、GPSよりも精度は落ちます。

3)WiFi
GPS等で特定した位置情報とその場所で取得したWiFiのMACアドレスがマップ化されています。現在位置で検出されたWiFiのMACアドレスから位置を特定します。特定のWiFiアクセスポイントに接続可能な範囲は携帯基地局に比べて比較的狭いのでその分精度が高くなります。また、複数のWiFiのMACアドレスを使用することでさらに精度を高めています。1)、2)はほぼどこの場所でも利用可能ですが、町から外れるなど民家がなくWiFiがない場所では位置特定できなくなります。また、位置特定できても一見なぞのように感じられる位置の誤認識が発生することがあります。そして、MACアドレスは公のものではありません個人所有の機器に付随した情報です。該当機器は自由に持ち歩くことができ、別の場所に配置することは何の問題もありません。よって、WiFiで提供される位置情報は正しいとは限りません。

4)プロバイダ局
インターネットプロバイダがIP紐づけしている場所が位置として認識されます。どのような仕組みで特定して(決めて)いるのかはプロバイダによって違うものと思われます。以前、私が契約していたプロバイダの場合は、数百キロ離れた東京のある場所にいるものとして扱われていました。今は、すぐ近くですが800mくらい離れた場所が現在位置として扱われています。以前に書いた”空の状態”の位置です。
これは携帯端末とは関係なく有線で利用しているインターネット上で位置特定するものです。前述の通り精度はプロバイダ依存ですがはっきり言って適当な固定位置が返却されると考えたほうが良いでしょう。

 1)2)はほぼ間違いがない位置を特定できますが、4)は適当、3)に関しては誤認識や偽装が起こりそうで、認証など確実に位置特定する目的で利用するのは問題がありそうです。

上記のような位置情報ですが、次はこれを利用しているアプリケーションやサービスの側から見てみます。

■便利にするために利用しているもの。

地図情報や、乗り換え検索などの初期の位置に利用している。
→ 正しく動作するかどうかだけで、機能すれば便利に使える
カーナビなどナビゲーションなどリアルタイムでの現在位置を利用している
→現在位置を取得するべき機能なので正しい現在位置が取れないと意味がない

マップ

→ 現在位置でないと不便なアプリケーション

ナビゲーション

現在位置が取れないと意味がないか役に立たたないアプリケーション

■サービス範囲を制限するもの
radiko
     → エリアフリーなどの有償サービスとの差別化の1つの手段として利用しているもの。確実に差別化?仕分けしたいなら、GPSで取得した位置情報の場合にのみ利用可能にすればよい。しかし、GPS電波が届かない場所など利便性を考えればほかの方法で取得した位置情報も許容するほうが良いかもしれない。しかしそうすると、意図せず発生した位置偽装状態のものを許容するしかなくなる。この挙動を活用することで、前述の方法で位置偽装によりサービス利用が可能となる。  

■AR/VR ゲーム

PokemonGO 

位置情報をアイテム取得などの要素に取り込んだゲームアプリケーションです。位置偽装によりゲームを有利に進めることが可能なため、位置偽装を行うアプリケーションが多数あり、PokemonGOのメーカではその不正を見つけてアカウントの無効化を行ったり、位置偽装アプリケーションを使えないようにしたるするなど、偽装とその対策のいたちごっこが起こっています。

魔法同盟 (ハリーポッター)
 

→PokemonGOとマップは同じような感じです。同様に位置偽装とアカウント無効化のいたちごっこが起きそうなアプリケーションです。

■GPSアート
 →どういう分類にするのが良いか微妙ですが、自己満足?のためなので現在位置でないと意味がなく、たぶんGPSでの測地でないと対応できない場所が多いはず。なので、ここでは取り扱う対象外です。

■その他

GPS鬼ごっこ
→ このアプリケーションの場合、位置偽装の組み合わせでチートなど面白いことができそうですが、さらにこのアプリケーション自体でなにかできそうな気もします。

アプリケーションによりいくつが分けられますが、位置偽装したくなるアプリケーションは多数あります。位置偽装ならぬ位置誤認識を利用して位置偽装をすることもできそうです。上述の通りすでに実績もあります。偽装なのか誤認識なのかサービス側では区別できないように思います。区別できるくらいなら誤認識しないようにしてほしいです。


活動量計その後

以前に書いた、 スマートウォッチ T-PRO Lifesense band2の電池の持ちのチェック結果ではなく途中経過です。心拍計をオフにした状態での測定中で、まだ電池は持っています。

前回の4日目までの結果から21日くらい持ちそうとしておりましたが、16日目までの電池消費状況から推測するやはり21日くらい持ちそうです。近似直線を下回る波が多少あります。このときに何をしていたかというと運動はほとんどしていません。Bluetooth接続もしていませんでした。通常あまりしない態勢をとっていたくらいです。このためスマート ウォッチ のディスプレイはオンになる頻度が高くなったのではないかと推測します。

つぎは、どこまで持ったかを書きます。8/1ころになりそうです。

いろいろ設定変更前の事前確認と設定変更で発生した問題調査について

今回、WiFi周りの設定変更をした際に事前に影響範囲を想定してWiFiの設定変更と同時に必要な対処したはずでした。しかし、あとから太陽光発電のデータがアップロードされていないことに気がついて事後対処しました。そこで、この問題の対策と、今後の検討事項について書きます。

まず、本件の発生に至るまでの経緯です。7年ほど前に太陽光発電システムを導入しWiFi接続の設定をしました。このとき、太陽光発電システム側のボックスのふたを開け箱の中にあるLAN端子にPCとクロスケーブルを使って接続し、ログインパスワードやWiFi接続設定をした覚えがあります。通常の環境ならそのようなことをする必要などないはずですが、ルーティングの構成か固定IPか何かの理由でそのような対処をした覚えがあります。

 上の状況で1年ほど使用した後、屋内ネットワークの強化のため古い無線LANはそのままで、新しい無線LANを導入しました。そして、その後購入したスマホ、タブレット、IoT機器類は新しいルータのほうに接続して使っていました。そのような状況で各端末の設定はすべて新しい無線LANを使用していると認識していました。

 そして、3年ほど前に20mほど離れた場所にWiFi端末を配置にすることにしました。その際にWiFi接続できるようにするために古い無線LANを20mほど離れた場所に移設しました。この状態でも太陽光発電システムのデータアップロードは正常に行えていました。このため、この時点で太陽光発電システムは新しいLAN経由でアップロードしているもの誤認していました。その後、20mほど離れた場所の端末の更新や設定変更など行いましたが問題なく使えておりました。

今回、20mほど離れた場所の無線LANの設定を変更しました。このときWiFi端末今回、20mほど離れた場所の無線LANの設定を変更しました。このとき20mほど離れた場所のWiFi端末の設定も変更したので、これについては問題ありませんでした。しかし、この無線LANの設定変更後、太陽光発電システムのデータがアップロードされない状態になっていました。

この問題に関して原因と対策について考えます。まず、原因のほうからです。直接的には太陽光発電システムのアップロードが該当の無線LAN経由となっていると認識していなかったことです。それに関して、どこを経由して通信しているのかを設計、記録しておくことで解決できそうですが、実際には設置時に記録していていました。配置を更新した際には更新を行うべきですが、今回は更新していないので更新した記録がありません。さらに、配置を変更したが、記録を更新していなかったものと誤解もしています。また、有線LAN・無線LANのどちらも構成変更が容易に行えます。その変更が容易なところは便利でもあり、記録があいまいになる原因でもあります。このため、記録にだけ頼るのは無理がありそうです。それから、事前の調査については、記憶と不十分な状況証拠に頼って判断したことが、原因と考えるのが妥当でしょう。

つぎに対策です。問題の検知については、本件においては対策済みなので問題ないと判断します。そこで、事前検出と、事後対処に分析します。先に事後対処の進め方です。いくつかやり方があります。1つは、正攻法で、発信源(起点)から順番に正常に動作しているかどうか順番に追っかける方法です。また、問題点を想定して順に情報採取していく方法があります。今回は、問題発生のきっかけが分かっているので問題ポイントがあらかじめ絞られているので、別のアプローチが良いでしょう。原因と想定される変更箇所をピックアップして順に元に戻す方法です。今回はこの方法を採用しました。本来使用していると想定していた無線LANの設定は変更していなかったので最初は謎でしたが、想定される範囲を順に広げていき比較的早く問題個所を特定できたと思います。この点も問題ないでしょう。

さて、最後に事前検出についてですが、これはいろいろ検討するべきネタがありそうです。現状は対処方法を用意できていません。何か良い方法を準備したほうがよさそうです。※ これは、今後の検討課題として検討していくことにします。

リタイアスマホ活用法 最後まで使えるのはカメラ機能?

中古スマホを買ってまで活用しようという話ではありません。
ここでは、機種変更した後に今まで使っていたスマホをどうするかということを書きます。世の中では4割くらいは使われていないという話もあります。また、いろいろな活用方法についての紹介もあります。 しかし、どのような理由で機種変更したのかは様々でただ単に新しい機種が使いたいという理由で変更した場合の活用方法の紹介かと思います。なぜ4割くらい使われていないのかなどを考えると、まさに手元のリタイアスマホがその状態のように思います。タッチスクリーンの一部が使えないなど一部の機能が利用できません。このような状態でも最後の最後まで使いつぶすにはどうすればよいかを書いてみます。

活用ノウハウ:故障の範囲は徐々に広がります。故障しても利用したい機能への影響が少なくなるように、リタイアしたらすぐに故障影響の最小化処置をします。
1)使いたい機能以外の不要なアプリケーションの削除や停止をします。それぞれのアプリケーションがいろいろな機能を使っているので該当機能が故障した場合、ハングアップするなど動作に影響を与えることがあります。
2)パスワードなど起動時のロック操作を単純化します。ロック解除してしまってよければ解除しておきます。あまり複雑なパスワードを設定すると様々な個所の場面をタッチ操作する必要が生じます。つまり、操作が多ければ多き程、タッチスクリーンの部分故障の巻き添えで起動できなくなる確率が増します。
3) 1)と2)の組み合わせに近いのですが通知が行われるアプリケーションを削除します。使いたい気分かもしれませんがあえて削除します。通知ダイアログの操作部分のタッチクリーンが機能しなくなると、通知ダイアログにブロックされて何も操作できなくなります。電源ボタン長押し+タッチスクリーン操作で再起動するしかありません。このとき”再起動”操作部分のタッチスクリーンが反応しなくなっていると電池が切れるまで再起動もできなくなります。
4)多分、パスワード起動ができなくなったあとでも利用できるのはカメラ機能なので、最後まで活用できるのはカメラ機能だと思います。初期設定だと撮影した画像は本体内メモリに保存されるのでパスワード起動ができなくなると取り出すこともできません。そこで、事前に撮影した画像を直接外部のSDメモリに保存する設定にしておきます。これによりパスワード起動しなくてもカメラ機能を使用して画像を回収することができます。
5)「2019/7/22追記」 最後は、3)の阻害事項に対する最終?対応手段です。WiFiで接続して通知を受け取ることによって、通知ダイアログが出ます。よってこのダイアログが出ないように、WiFiに接続できないようにしたしまえばよいわけです。ただパスワード起動さえできなくなっているのでリタイアスマホ側では何も操作できません。なので、無線LAN側でパスワードやSSIDを変更してしまうことで、WiFi接続を抑制できます。WiFiを利用しているほかの端末も設定変更が必要ですが、設定を見直す機会として必要な設定見直しを合わせて行えばよいでしょう。
6)「2019/7/27追記」5)の別解です。ボタン操作による強制電源断です。その機種によってやり方が違うので、やり方自体はそれぞれの機種ごとに確認してください。私が使っているリタイアスマホでは「 ボリュームアップボタンを押しながら + 電源長押し(約5秒) 」です。

ちなみに手元のスマホは半年前には現役で使っていました。タッチスクリーンの上のほうのごく一部が認識しなくなったので3月に機種変更しています。今時点では半分くらい認識しなくなっています。こんなペースで故障範囲が広がっていくので、中古スマホの”難あり”のものはたぶん半年もすればほとんど使えない状態になるでしょう。それでも4000円くらいで売られていたりするのを見るとうなります。部分的にでも故障していないものは3万円などかなり高い値段です。そんなに高いのに故障し始めるまでの時間がないのでわざわざ中古を買うのは無駄でしょう。

個人情報流出?で作られた現代の(電波)灯台 その2

WiFiのMACアドレスと位置情報をもとにしたWiFiベースのGPSの件です。GoogleにMACアドレスが登録されているかどうか、登録されているとすると具体的にどの場所にあると登録されているのかを調べてみました。
 まず、確認するサイトについて書かれているページがありました。 このページにMACアドレスと3つないし2つ入力することで、位置情報を確認できます

”空の状態”、「 00:00:00:00:00:00」で、確認できる位置は、アクセスしている自分の位置がどこなのかをプロバイダ経由で所得された場所と思われます。ここにMACアドレスを色々入れて確認してみました。
まず、あるアクセスポイントで取得した干渉候補の無線LANの情報一覧を利用してみます。この情報には一覧には36個のMACアドレスがありました。このうち6個は自分のAPのものでした。そのほかの30個の中にはMACアドレスとSSID名から同一APのMACアドレスと判断できるものが、4セットありました。このセットをそれぞれ入力するとばっちりどの場所にあるのかを特定できてしまいます。
 

それぞれ入力すると最も遠いところは500mほど離れていました。かなり強力な電波を発しているAPもあるようです。それから、2個入力しても、”空の状態”と同じ位置を示す組み合わせが出てきます。これは位置情報をMACアドレスから取れていないこと、つまりこの組み合わせのどっちかのMACアドレスの位置情報が登録されていないことを示します。これもMACアドレスがどのように登録されているのかの検証に利用できます。
 このような検証を通して、確認できたことは次の通りです。
・「_optout_nomap」をSSIDに付加しても、すぐにはMACアドレスと位置の情報は無効にならない。
・ MACアドレス と紐づいている位置はだれでも簡単に参照することが可能である。つまりMACアドレスは住所と同じ個人情報に相当する。
・MACアドレスが1個しかわかっていなくても、ある程度近い位置にある位置を特定済みのMACアドレスと組み合わせることで、位置を特定することができる。500mくらいの精度で場所が分かればと特定はできそう。
・マルチSSIDや、2.4GHzと5GHzの複数チャンネル利用などを利用しているAPが3割程度ある。その情報から位置を特定できるMACアドレスが多数ある。

代替仕組みはわかりました。そこで、無線LANメーカへのコメントです。 個人情報流出につながるおそれがあるので、マルチSSIDやマルチチャンネルで使用するMACアドレスは連番ではなく容易に想定できないものにするべきです。