atwasp公開スケジュールについて

atwaspの 公開に向けての目途ついてきました。 動作プラットフォームの公開が8/1ころに設定されましたので、 atwaspもこれに合わせて公開することにします。

atwaspは、プラットフォームに組み込んで利用します。 プラットフォーム自体の動作環境は広範囲に対応していますが、atwaspの機能確認ができているのは、Lenovo G560 ノートPCのみです。 その他の機種に関しては、確認をお願いします。USB WiFiアダプタについては、提供していただくか、低価格のものであれば動作可能かを調査しますのでお問い合わせください。

ずっとEMホロデッキだけで実証ツールを動かしていたが…

実証実験をしていましたが、気が付いてみると実証ツールのGUI化、検証機のOSバージョンも上がるなど環境がだいぶ変わってきました。 EMホロデッキをはなれ、再度モバイルEMホロエミッタでも検証してみます。

実証用ツールの機能もかなり進化して、使いやすくなりました。 というか、Web化した話もまだ書いていませんでした。検証参加方法も見直したほうがよさそうですね。検討してみます。希望などあればコメントもしくはメール等での連絡をお願いします。

2020/2/6追記  iPadOS 13.3での検証レポートの準備を進めていましたが、検証環境をさらに新しいiPadOS13.3.1 にOSアップデートしました。このため、iPadOS13.3.1 で再度検証するよう準備中です。ちなみに、対象アプリは短時間の検証ですが、正常に機能しています。 また、モバイルEMホロエミッタでの位置偽装も効いているように見えます。詳細は別途レポートします。

 

iOS位置偽装ソフト の検証

 今回はiOSで位置情報を任意に変更できるWondershareのソフトウェアdr.foneについて紹介します。この製品は、iPhoneのデータバックアップ、復元、データ転送などを行えます。「GPS変更」は複数ある機能のうちの1つです。本記事では、この位置情報を変更できる機能についてのみ記載します。

製品DLなど  URL:https://drfone.wondershare.jp/ios-virtual-location.html

機能概要
 以下に機能的な要素をいくつか挙げていますが、主要機能は現在のGPS位置情報を任意に変更するシンプルなものです。
                  マップで移動先を指定して任意の場所に移動できます。
                             実際にその場所に行かなくても、ARアプリ上で任意の場所に移動できます。


 移動経路と移動速度を指定して移動できます。
製品HPの記載について解説というかコメントします。まず「脱獄不要」ということです。そもそも”脱獄”って何?なのか定義を明確化しないと妥当な内容なのかよくわかりません。これについては後の”仕様”のところで書きます。
「iPhoneで現在地を安全かつ簡単に変更」の”簡単”については理解できますが、”安全”とは何が言いたいのか分かりにくい。安全な場所に居ながらにして、危険な場所などどこにでも行けるという意味での安全とも読めます。しかしその真意は、たぶん脱獄が危険だからその危険な行為をしなくても利用できるということなのでしょう。
「速度を設定してGPSをかく乱する」の”かく乱”は意図が良くわからない。GPSの位置を任意の位置にすることでかく乱という意味なら、速度は関係ない。GPSの位置偽装を検出されないようにするという意図なら、かく乱というよりBAN対策ということでしょう。なので、かく乱する対象はGPSではなく、位置偽装をBANする仕組みに対するかく乱なのでしょう。説明が一つ飛んでいるのだと推測します。もしくは、日本語に翻訳するときに適切な言葉を選択できていないだけかもしれません。 現時点で、移動速度を設定できるのはBAN対策として効果的かもしれません。しかし、正確に直線移動を一定速度で移動しているように見えるのは、実際に移動したときに見えるデータとは明らかに異なります。将来はそのように異様に正確な異動はBANの対象とされるかもしれません。その辺も考慮して「途中に異なる休憩時間を設定して、より自然な走行に見せる」機能も用意されています。
 これらの機能はiPhoneを放置しておいて勝手に歩行させる使い方に最適です。同じルートを繰り返し歩行させるのも回数指定だけでよいので、ポケストップなど多いルートを設定するなど効果的な歩行ルートの設定とくみあわせることで、効率的に進められるでしょう。ただ、1か所に多数のポケモンがいるなど歩行の進行をとめるなど、操作しながら移動と滞留を繰り返す使い方をするぶんにはもう少し実装面での工夫ができそうな余地はあります。
仕様、実現方法
CPU
1GHz (32ビットまたは64ビット)
RAM
256 MB以上のRAM(1024 MBを推奨)
ハードディスクの空き容量
200 MB以上の無料空き容量
iOS
iOS 13, iOS 12/12.3, iOS 11, iOS 10.3, iOS 10, iOS 9 及びもっと古いiOS
コンピューター OS
Windows: Win 10/8.1/8/7/Vista/XP
Mac: 10.14 (macOS Mojave), Mac OS X 10.13 (High Sierra), 10.12(macOS Sierra), 10.11(El Capitan), 10.10 (Yosemite), 10.9 (Mavericks), or 10.8
ほとんど説明なく、この対応OS等の仕様が書かれています。なんで、コンピューターOSが書かれているのか唐突な感じでわかりにくいが要するに次の構成をとります。
「iPhone」-「USBケーブル」-「PC」
 という具合です。”Lightning-USB変換 アダプタ”等を介して、iPhoneとPCをUSBケーブルで接続し、PCにインストールしたアプリケーションを操作してiPhoneのGPS位置情報を書き換えを行います。 簡潔に言えば、PCからiPhoneのGPS位置情報を操作する動作仕様です。10年ほど前はPCと携帯電話をUSBケーブルでつないでデータ移行をしていましたが、最近はデータ移行などほとんどのiPhone使用シーンにおいてUSBケーブルを使うことは減っています。このため、”Lightning-USB変換 アダプタ”などUSB接続に必要なアクセサリを保持していることはまれでしょう。試すときは、まずはUSBケーブルを準備しましょう。
 GPS位置情報を書き換えるため、iPhoneを開発者モードにしておく必要があります。開発者モードとかデバックモードにするのは、この手の製品ではよくあるパターンです。これは、先に書いた”脱獄”と関連があります。開発者モードにするということは、セキュリティガードを回避している状態で使うということなので、”脱獄”と似たような状況で使用するということです。”脱獄”の定義によってはこれも脱獄状態と言えなくもないでしょう。  このように内部仕様の部分を操作しているのでOSのバージョンが変わったら動かなくなる恐れが、通常のアプリケーションより高いと言えるでしょう。私はiPadOS13.3を使用しています。 この製品は仕様には書かれていませんが、iOSに加えて、iPadOSにも対応しているそうです。しかし、まだiOS13.3に対応できていないようです。リリースしてから間もないので間に合っていないということでしょうか。iOS13.3でセキュリティ強化が行われているようなので、この影響で評価だけiOS13.3に対応しているとはいえず、Webのページにも情報公開できていないものと思います。


補足情報:
個別に確認した動作環境の情報です。
動作環境について:
対応可能な端末:
iOS 13, iOS 12/12.3, iOS 11, iOS 10.3, iOS 10, iOS 9 及びもっと古いiOS(iPadOSも利用可能です)
コンピューター OS:
Windows: Win 10/8.1/8/7/Vista/XP(Mac版は未発売です。)
つぎは利用者向けというよりは製品Webページの作成者などの製品担当者向けのコメントです。
Webページに記載した内容と、Macの部分が違います。なぜ違うのかが気になりますが。私はMac派ではないのでとりあえず、どちらでもよいです。それよりも、なぜ「及びもっと古いiOS」の部分をどのような意図で書いているのかが気になります。書いていないバージョンでも動くと言いたいのでしょうが、読み手は自分が持っている機種のバージョンが動くかどうかを知りたいはずです。このように、具体的に書かれていない場合、利用者には意味もない情報でしかありません。この部分に限らず、全体的に読み手のことを考えた記載になっていないので、その辺を改善したほうがよいでしょう。
価格
1ヶ月ライセンスが999円(税込み)、3ヶ月ライセンスが1,999円(税込み)です。  無料版でまずは確認してから購入するのがよいのですが、無料版は2時間しか使えません。2時間を過ぎると使用できなくなります。 上で書きましたが、試すためにはまずUSBケーブル等が必要です。ケーブルがなければ、無料版を試すまえに2000円程度ですが出費が必要です。 試すなら最初から有料版を使うくらいのつもりで試すほうがよいでしょう。また、有料版も最初は1ヶ月ライセンスで試して気に入れば3ヶ月ライセンスにするのが良いのではないでしょうか。3ヶ月以上ライセンスも法人向け?で用意されていますが、価格は公開されていません。 先に書いたようにバージョンアップにより使えなくなる、もしくは使えなくなく期間が発生する恐れがあるので、3ヶ月単位でのライセンスが妥当なのかもしれません。

補足情報

ドラゴンクエストウォークのアプリが、私の検証環境の機器には対応していないため検証できていません。Android端末はインストールできるが、「つうしん中」でタイムアウトし動作しませんでした。 iPad機のほうは、対象外の機種と表示されインストールさえできませんでした。

製品ページ、URL

iOS位置偽装ソフト: 
【HP】https://drfone.wondershare.jp/ios-virtual-location.html  

製品価格
https://drfone.wondershare.jp/buy/drfone-ios-virtual-location.html

位置偽装には、_nomapとステルスのどっちが良いか

位置偽装するときのおすすめは、「近くにWiFiを置かない。」ですが、おかないわけにはいかないときにどちらが良いかを整理します。結論を言うと「_nomapが良い」ですが、条件によって変わります。いきなり説明なく入っていますが、説明はこのページをご覧ください。

まず、ステルスのデメリットです。条件によっては致命的です。いまどきなIoT製品がいろいろありますが、ステルスに対応できていない子機側の製品が存在します。この条件に合致する場合ステルスを選択することができません。それからWiFi親機機器の電源断などで接続できなくなると、子機側が初期設定モードに切り替わりWiFi機としてSSIDやMACなどが見える状態に変わります。ステルスにしているとこの状態からなかなか復旧しないように見えます。復旧しないままだと、この機器のMACを登録されてしまう可能性があります。
ステルスのメリットは、位置偽装対象がiOSの場合に効果があります。残念なことにiOSは、_nomapが効きません。アプリによって動きに違いがあるようですが、ステルス化して位置情報取得でMACを拾えないようにする方法があります。
私の場合は、デメリットの影響が大きいので_nomapを採用しています。

つぎに、 _nomapですが、メリットはAndroidには機能上の弊害が特になく位置偽装時に効果を発揮するということです。明確なデメリットは感じません。
そんな中でのデメリットは、誰かのサイトに書いていましたが、セキュリティヲタクであることを発信しまくっている点でしょうか。これまで、1000を超えるSSIDなどの情報を拾ってみましたが、_nomapを付けているものは見つけることができていません。実際のところ_nomapを付けている人はどのくらいいるのでしょうか? 逆にほとんど_nomapが付いていないからこそWiFiでの位置特定がそれなりに妥当な感じで機能しているということでしょう。

位置偽装の検証フェーズは終わって、本格的に活用できる状態に..

Pokemon Goに10/6のアップデートを適用すると、モンスターボールプラスが接続時に「接続できません」となり使えません。「Pokemon GO Plus」も、同様らしいが、新しいOS向けのアップデートが効いていたりするのでしょうか?別のアプリは、まだ新しいにOSに対応できていないのでOSアップデートは待ち状態なのですが、。。 とりあえず待ちというところでしょうか?

さて、位置偽装は検証のほうですが、10/6のアップデート後でも、問題なく位置偽装できています。OSアップデートで、使えなくなる可能性は否定できませんが、利便性を捨てるような変更はしないと推測しています。

それから、簡単に操作できるようになったので、banされるか心配になりそうなくらい歩かせられる状態にまでなりました。3日で、50Kmくらいを上限にセーブしています。

 

10/25更新 モンスターボールプラスの接続がアップデート(1.125.0)によりようやく解消しました。位置偽装ツールとの組み合わせで放置しておくだけで道具集めができるようになりました。これは便利です。モンスターボールプラスのボタンを押しっぱなしにしておけばポケモンも捕まえるのも勝手にやってくれます。

アプリに関係なく(ラ?なんとかも、なんとかgoにも)使える位置偽装

ここまでに書いた内容を読み返せばどのような手法で位置偽装するのかITエンジニアには理解できるでしょう。実現のためにはいくつかの条件はあるが、比較的簡単に実現することができた。
 要するに「 会社引っ越し後、WIFIで位置情報を検索すると前の住所が表示されます。 」や「 GoogleChrome・マップの位置情報 」などで起きているWiFiの情報に基づく位置情報の誤認識を利用するということです。これは意図せずおきれば誤認識なのですが、誤認識を誘発し一定の制御のもとにおけば、それは位置偽装といえるでしょう。この位置偽装の特徴はモバイル機器に追加アプリをインストールする必要がないことと、アプリに関係なく利用できることです。追加検証と有効性についてはこの場所で行うことにします。

 ここで扱う位置情報は本来の目的ではない情報を別の個人情報として扱うべき情報を組み合わせて実現した便利な機能により得られた情報です。情報提供者にほぼ無断で別の目的で利用していると言ってしまってもよいかもしれません。それはさておき、上の方法での位置偽装はいわゆる偽装アプリをインストールするわけではないので、偽装を検出することは困難というか、ほぼガードすることはできないでしょう。なんとかgo++のように利用できなくなったり復活したりというイタチごっこは発生しません。 さらにアプリに関係なく利用できるのも特徴です。

 

位置情報を利用するサービスと位置偽装

現在、自分がいる位置(個人情報)を利用しているサービスが多数あります。この個人情報の位置づけと位置偽装?とそれぞれのサービスについて書きます。

まず、自分がいる位置は個人情報にあたります、よってこれを利用するサービスは事前に位置情報を利用する旨のメッセージを提示します。この位置情報はいろいろな方法で取得されたもので、その精度や正確性に違いがあります。

1)GPS
3つ以上のGPS衛星からの電波をもとに高度もふくむ位置を特定する仕組みです。 空がある程度の範囲で見える場所であればどこでも位置特定することができます。 利用するにはGPS受信機を内蔵している必要があります。受信モジュールの値段は1000円ちょっとくらいです。それなりの値段の端末なら搭載しておいてほしいところですが、GPSが搭載されていない端末もあります。そのような端末やGPSの電波が届かない場合は、後述の方法を組み合わせて位置特定をしています。

2)携帯電話基地局
  携帯電話が通信している基地局から場所を特定する仕組みです。携帯電話がつながる場所であれば位置特定できるため部屋の中などGPS電波が届かないような場所でも利用です。ただし携帯電話の契約がない場合は利用できません。また、位置特定の精度は1つの基地局でカバーする範囲のどこかとまでしかわからないので、GPSよりも精度は落ちます。

3)WiFi
GPS等で特定した位置情報とその場所で取得したWiFiのMACアドレスがマップ化されています。現在位置で検出されたWiFiのMACアドレスから位置を特定します。特定のWiFiアクセスポイントに接続可能な範囲は携帯基地局に比べて比較的狭いのでその分精度が高くなります。また、複数のWiFiのMACアドレスを使用することでさらに精度を高めています。1)、2)はほぼどこの場所でも利用可能ですが、町から外れるなど民家がなくWiFiがない場所では位置特定できなくなります。また、位置特定できても一見なぞのように感じられる位置の誤認識が発生することがあります。そして、MACアドレスは公のものではありません個人所有の機器に付随した情報です。該当機器は自由に持ち歩くことができ、別の場所に配置することは何の問題もありません。よって、WiFiで提供される位置情報は正しいとは限りません。

4)プロバイダ局
インターネットプロバイダがIP紐づけしている場所が位置として認識されます。どのような仕組みで特定して(決めて)いるのかはプロバイダによって違うものと思われます。以前、私が契約していたプロバイダの場合は、数百キロ離れた東京のある場所にいるものとして扱われていました。今は、すぐ近くですが800mくらい離れた場所が現在位置として扱われています。以前に書いた”空の状態”の位置です。
これは携帯端末とは関係なく有線で利用しているインターネット上で位置特定するものです。前述の通り精度はプロバイダ依存ですがはっきり言って適当な固定位置が返却されると考えたほうが良いでしょう。

 1)2)はほぼ間違いがない位置を特定できますが、4)は適当、3)に関しては誤認識や偽装が起こりそうで、認証など確実に位置特定する目的で利用するのは問題がありそうです。

上記のような位置情報ですが、次はこれを利用しているアプリケーションやサービスの側から見てみます。

■便利にするために利用しているもの。

地図情報や、乗り換え検索などの初期の位置に利用している。
→ 正しく動作するかどうかだけで、機能すれば便利に使える
カーナビなどナビゲーションなどリアルタイムでの現在位置を利用している
→現在位置を取得するべき機能なので正しい現在位置が取れないと意味がない

マップ

→ 現在位置でないと不便なアプリケーション

ナビゲーション

現在位置が取れないと意味がないか役に立たたないアプリケーション

■サービス範囲を制限するもの
radiko
     → エリアフリーなどの有償サービスとの差別化の1つの手段として利用しているもの。確実に差別化?仕分けしたいなら、GPSで取得した位置情報の場合にのみ利用可能にすればよい。しかし、GPS電波が届かない場所など利便性を考えればほかの方法で取得した位置情報も許容するほうが良いかもしれない。しかしそうすると、意図せず発生した位置偽装状態のものを許容するしかなくなる。この挙動を活用することで、前述の方法で位置偽装によりサービス利用が可能となる。  

■AR/VR ゲーム

PokemonGO 

位置情報をアイテム取得などの要素に取り込んだゲームアプリケーションです。位置偽装によりゲームを有利に進めることが可能なため、位置偽装を行うアプリケーションが多数あり、PokemonGOのメーカではその不正を見つけてアカウントの無効化を行ったり、位置偽装アプリケーションを使えないようにしたるするなど、偽装とその対策のいたちごっこが起こっています。

魔法同盟 (ハリーポッター)
 

→PokemonGOとマップは同じような感じです。同様に位置偽装とアカウント無効化のいたちごっこが起きそうなアプリケーションです。

■GPSアート
 →どういう分類にするのが良いか微妙ですが、自己満足?のためなので現在位置でないと意味がなく、たぶんGPSでの測地でないと対応できない場所が多いはず。なので、ここでは取り扱う対象外です。

■その他

GPS鬼ごっこ
→ このアプリケーションの場合、位置偽装の組み合わせでチートなど面白いことができそうですが、さらにこのアプリケーション自体でなにかできそうな気もします。

アプリケーションによりいくつが分けられますが、位置偽装したくなるアプリケーションは多数あります。位置偽装ならぬ位置誤認識を利用して位置偽装をすることもできそうです。上述の通りすでに実績もあります。偽装なのか誤認識なのかサービス側では区別できないように思います。区別できるくらいなら誤認識しないようにしてほしいです。


個人情報流出?で作られた現代の(電波)灯台 その2

WiFiのMACアドレスと位置情報をもとにしたWiFiベースのGPSの件です。GoogleにMACアドレスが登録されているかどうか、登録されているとすると具体的にどの場所にあると登録されているのかを調べてみました。
 まず、確認するサイトについて書かれているページがありました。 このページにMACアドレスと3つないし2つ入力することで、位置情報を確認できます

”空の状態”、「 00:00:00:00:00:00」で、確認できる位置は、アクセスしている自分の位置がどこなのかをプロバイダ経由で所得された場所と思われます。ここにMACアドレスを色々入れて確認してみました。
まず、あるアクセスポイントで取得した干渉候補の無線LANの情報一覧を利用してみます。この情報には一覧には36個のMACアドレスがありました。このうち6個は自分のAPのものでした。そのほかの30個の中にはMACアドレスとSSID名から同一APのMACアドレスと判断できるものが、4セットありました。このセットをそれぞれ入力するとばっちりどの場所にあるのかを特定できてしまいます。
 

それぞれ入力すると最も遠いところは500mほど離れていました。かなり強力な電波を発しているAPもあるようです。それから、2個入力しても、”空の状態”と同じ位置を示す組み合わせが出てきます。これは位置情報をMACアドレスから取れていないこと、つまりこの組み合わせのどっちかのMACアドレスの位置情報が登録されていないことを示します。これもMACアドレスがどのように登録されているのかの検証に利用できます。
 このような検証を通して、確認できたことは次の通りです。
・「_optout_nomap」をSSIDに付加しても、すぐにはMACアドレスと位置の情報は無効にならない。
・ MACアドレス と紐づいている位置はだれでも簡単に参照することが可能である。つまりMACアドレスは住所と同じ個人情報に相当する。
・MACアドレスが1個しかわかっていなくても、ある程度近い位置にある位置を特定済みのMACアドレスと組み合わせることで、位置を特定することができる。500mくらいの精度で場所が分かればと特定はできそう。
・マルチSSIDや、2.4GHzと5GHzの複数チャンネル利用などを利用しているAPが3割程度ある。その情報から位置を特定できるMACアドレスが多数ある。

代替仕組みはわかりました。そこで、無線LANメーカへのコメントです。 個人情報流出につながるおそれがあるので、マルチSSIDやマルチチャンネルで使用するMACアドレスは連番ではなく容易に想定できないものにするべきです。


個人情報流出?で作られた現代の(電波)灯台

私のiPadはGPSを内蔵していないにもかかわらず、位置をかなり正確に認識している。ただ、PocketWiFiを使って遠くにお出かけするとGPSを見失ってしまうことがあります。どんな仕組みで認識しているか、任意の位置を(誤)認識させることができるか実験してみましょう。

まず、どのような仕組みでiPadが位置情報を取得しているのかを調べてみました。マイナビサイトに情報「 iPod touchやiPad、GPSなしでも正確な位置情報がわかるのはなぜ? 精度は? 」がありました。GPSがある端末で位置情報を特定し、その場所で受信可能なWiFiの情報をセットで取得して、マップ化しているそうです。パスワード無で取得可能なWiFiの情報を利用することで、それなりにWiFiが使われている場所なら位置が特定できるというわけです。ただ、元の情報を収集する際にパスワードを使って繋げたWiFiの情報を収集されているような不安を覚えます。
 

 それでは、どれだけの情報を使って位置情報を取得しているのか見てみましょう。
 iPad WiFi設定で見えるWiFiは8個ありました。10個になるときもあります。これだけの数が見つかればかなり精度よく位置情報を特定できるのも納得できます。” 遠くにお出かけするとGPSを見失ってしまう ”は、民家が存在しない、つまりWiFiを利用されていない場所で発生していて。上で紹介されている仕組みで説明がつきます。
 また、もう少し詳しくパスワード無で取得できる情報を見てみましょう。

iPadでは、SSIDの名称しか見えていませんが、WiFi Analyzerを使うと、productor(機器のメーカ名)、MACアドレス、セキュリティ方式、周波数、受信強度を参照できます。SSID名以外の情報をどこまで使っているのか気になることころですが、それにしても、こんなに沢山の電波が飛び交っているとは、情報はダダ洩れ状態ですね。自分が管理している無線LAN以外に思わぬものがWiFiのSSIDを送信していることが分かりました。 それはプロジェクタと家電リモコンです。どちらも、WiFiは起動来ていなくても問題ないのでWiFiをオフにしておきます。プロジェクタのWiFiをオンにしたままにしていたのは今回 WiFi Analyzerを使って探索するまで完全に忘れていて、強い電波が外からきているのかと家の中、外をうろうろしてしまいました。そして、電波の強い場所(部屋)とメーカー名から目的のプロジェクタにたどりつきWiFiの設定をオフにしました。

ここまでで、受信しているWiFiは5個か6個です。見えているのは、いずれも自分で管理している無線LANのSSIDです。マイナビサイトに「位置情報を取得されたくない場合は?」の記事によると、 アクセスポイント名の最後に「_nomap」 とか 「_optout」を書くことで、 Wi-Fi位置情報収集をやめるそうです。iPadで検証するのでアップルの動作を優先して 「_optout_nomap」 という文字列をSSIDの後ろに追加してみます。影響がある端末がため 大変です。

まず1台目を変更します。手元のPCから無線LANのSSID名設定変更は成功し、iPadのWiFi設定の変更も完了しました。つぎに排水ポンプを接続しているスマートコンセントのところまで行ってリセットとWiFi設定のやり直し、設定名も変わってしまったのでスケジュール設定もやり直しです。それからIFTTT設定も再確認します。とりあえず、利用頻度の低い1台の設定変更のみ完了です。この設定変更の効果を検証してみます。問題の無線LANのアクセスポイントの方向にアクセスポイントを通り過ぎて突き進んでみました。 SSID名に 「_optout_nomap」 を付加したアクセスポイントは見えるがこれまで見えていたアクセスポイントは見えなくなる位置まで移動しました。これまで見えていなかった他の家のSSIDが見えている状態になりましたが、ほとんど位置は移動していません。よく見ると 「_optout_nomap」 を付加したID以外にもう一つSSIDがあり、それが効いているようです。それは使用していないマルチSSIDの一つでした。

 そこで、不要なマルチSSIDは停止して、端末側のパスワード設定変更をあまり行わなくてもよい無線LANのSSIDには 「_optout_nomap」 を 付加することにしました。 これにより、位置特定に使用するSSIDはかなり少なくなっているはずです。
最初8個見えていたSSIDは、2個は機能停止、2個はマルチSSIDの停止、2個は 「_optout_nomap」 の付加で見えない状態となり、現状1台の無線LANの2.4Gと5Gの2つのSSIDだけが見えている状態となりました。
さてここで、残った1台の無線LANを停止してどうなるか検証してみます。電源を切ると、この無線LANに接続していたgoogle homeと家電リモコンのSSIDが見える状態になりました。そして、認識している位置は変わりません。 Google homeと家電リモコンのSSIDが 効いているのかと思いそれぞれの電源を切りましたが効果はありません。WiFi AnalyzerでみるとiPadでは見えていなかった微弱な電波が5つ拾えています。2つは別の階の機器で、3つは隣家のものと思われる電波です。ただ、この情報だけでビッチっとほぼ誤差なく位置特定しているとするのは無理があるように思います。

再度、位置情報を特定する仕組みと元情報を再検討します。 「_optout_nomap」 を付加したID の情報をリポジトリに登録していないというのは事実としても、それは登録しないだけで、すでに登録している情報は何かを再考します。位置特定精度が変わっていないことを考慮すると、今回の設定変更で変更されていない情報を利用していると考えるのが妥当でしょう。SSID名はリポジトリに登録するかどうかの条件に利用しているだけでリポジトリには登録しておらず、MACアドレスと位置の情報を登録していると仮定してみます。すると、今まで観測した挙動と一致します。またこの方法だとリポジトリに登録するデータ量を抑制することにも効果がありそうです。では、検証に移りましょう。

現状、iPadのWiFiには 「_optout_nomap」 が付加されたSSIDが4個しか見えていません。それぞれの SSIDに紐づくMACアドレスをWiFi Analyzerで確認します。以下、説明するために符号化した名称と下3バイトのMACアドレスを使用します。 WiFi Analyzerで確認したMACアドレスはそれぞれ、つぎのとおりでした。
P2: c5 7f 2a
TM: c5 69 64
2G: fe c9 92
OL: 8e 18 95
これを変更できるか調べてみました。無線LANの設定画面でこのMACアドレスを参照できましたが、変更する方法は見当たりませんでした。無線LANのWAN側のMACアドレスを指定する機能がある機種はあるようですが、無線LAN側はなさそう。MACアドレスを設定変更できれば、リポジトリに登録された情報から解放されるのですが。 また、マルチSSIDを使用すると最後の1バイト分が変わったMACアドレスが付加されていました。オリジナルのMACアドレスを無効化できればよかったのですがこの機種ではできませんでした
 SSIDのステルス化の機能もあります、これを使えば他人の端末が勝手にリポジトリ登録してしまうことはなさそうです。しかし設定するとその無線LANに接続する設定が少し面倒になります。最初の1回は手作業でSSIDを入力しなければなりません。そのSSIDを入力した端末が位置情報のリポジトリ登録に行くので、ステルス機能だけではリポジトリ登録の無効化には効果がないでしょう。
 それから、アップルの場合はSSID,MACアドレスと位置情報を登録されないようにする方法はないそうです。よってiPadについては、無線LANの電源を落として検証してみました。自前の無線LANが見つからなくなると、これまで、しっかり維持情報を把握していたものが、”GPSが見つかりません”を連発するようになりました。ときどき隣家のWiFiの電波が入るので、その瞬間は位置情報を把握できます。ここまでの確認結果から、位置情報を確認する際は、MACアドレスだけを使用していると推測されます。
 また、Google homeについては、現時点 リポジトリ登録されている情報が古くなって無効化されるまで検証待ちとします。そういえばGoogle homeが以前400km以上離れた別の県を所在地と誤認識していたことがありました。
アップル、Googleともに一度別の場所で位置情報を登録した無線LANを置くことで、位置を誤認識させることができそうです。