首里城火災で何らかの基準見直しが必要か?

首里城火災で「防犯カメラの電源が、火災検知センサーの反応する直前に落ちていた、電気系統に漏電やショートなどの不具合が起きた可能性もある」ということらしい。

 「 電気系統に漏電やショートなどの不具合 」などで火災が起きないようにいくつもの法律や基準が作られている。このような状況で一番ありそうな話は、法令や基準に従わず配線などを行っていたというところでしょう。その問題原因を徹底的に調査していることでしょう。その問題を作った人や企業は責任を追及されることが想像されます。特に今回のようなケースでは法律や基準を知らかかったからなんてことは許さないでしょう。その場合でも根本原因の分析は必要でしょう。そしてその要因として法令や基準が複雑であることがあるかもしれません。そうであるなら何らかの方法で容易に基準を満たしているかどうかのチェックを行えるようにする仕組みや基準の見直しが必要かもしれません。

 別のパターンとして、法律や基準を満たしていたにもかかわらず火災に至ったケースが考えられます。 使用される機材等の変化から 現状の 法律や基準をではカバーできていないのかも知れません。この場合はだれの責任かはともかくとして、法令や基準の見直しは必要でしょう。そのうえで、そのような状況を引き起こしてしまった機器などに関して、何らかの法令違反がなかったか責任が追及されることになるでしょう。

 あまりなさそうなのは、人為的に防犯カメラの電源が落とされたパターンですが、事故というより事件です。もしもそうなら、 防犯カメラの電源が落とされるまえまでに記録された情報から犯人を特定できるようにするべきで、今の時点でそのような情報がないということはそのような記録がないのでしょう。この場合、記録できていないか、そのような事実はないのかのどちらかですが、記録できていないのだとすると記録できるようにするための基準か何かが必要でしょう。