2019年 家庭菜園での収穫について

2019年は家庭菜園で多量のトマトの収穫ができました。来年はさらに収穫量というか収穫効率を上げたいので、その収穫効率向上の目標に向けて計画をします。そのまえに、2019年の収穫量について整理しておきます。

作物と各月の収穫量

作物金額合計6月7月8月9月10月11月
レタス450628.727.900.20.600
キャベツ207611.617.411.40.50.3
大根210611.711.700000
キュウリ441084.8229.924.326.42.20
ニンジン1715.71.24.50000
トマト11750108.829.668.64.34.71.6
ミニトマト2299525555621240304272177
トウモロコシ7907.92.23.62.100
ナス66711.37.91.4
21.521.5
合計49471

※個数は、スーパー等で販売されているサイズと同程度以上のものは1個とし、小さいものは重量ベースで小数点以下の数値としています。作業

投入費用と収穫額

まだ、ナスと大根は使い切りましたが、使い切っていない種もあります。とりあえず、全部使い切ったと仮定して、投入作業工数は無視して、回収効率を計算してみます。

作物投入収穫回収比率
レタス270450616.7
キャベツ32420766.4
大根54210639
キュウリ54441081
ニンジン2161710.8
トマト3401175034.6
ミニトマト3002299576.7
トウモロコシ2167903.7
ナス5466712.3

ニンジンの種は使い切っていませんが回収できていない。この回収率を参考に、新しいものも考慮して来年の作物を検討してみます。

太陽光発電のデータチェックをAI化

太陽光発電のデータを定期的にチェックしています。夜間だけ街灯を点灯するので夜昼の変動はありますが、これまで半年ほど一定であった電力消費がある時点から階段状に増加していることに気が付きました。調べると使用する必要のないポンプに電源が入れられ無駄な電気が使われる状態になっていました。これはもっと早く気づきたい事象です。
 以前、太陽光発電システムの故障を検知してメール通知する仕掛けを紹介しましたが、今回のような未知のパターンの異常は検知することができません。未知のパターンの異常であっても検知できる仕掛けであれば、今回の事象ももっと早く気が付くことができたのではないかと考えました。いわゆる今どきのAIの活用です。もっと的確に表現するとディープラーニングの活用です。この方法なら、以前に自動化した故障判断アルゴリズムもまとめることができるでしょう。
 ということで、太陽光発電のデータチェックをAI化してみます。

シングル混合栓での異音と対処の解決編(動画あり)

概略

ここでは、解決のポイントを紹介します。要約すると、問題の原因を特定して、問題のメカニズムを理解したうえで対処をすることがいかに大切かということです。本件の事象についてまだ読んでいない方は「問題の事象」のほうを先に読んでください。答えだけ読んでも同じ問題が起こることはほとんどないでしょう。ここの記述からは調査の進め方や考え方を学んでいただくことが一番役に立つと思います。







問題事象の仮説

さて、あなたは、問題個所が何にあり、どのような仕組みで発生していると推測したでしょうか?
それでは仮説を立ててみましょう。まず考えられるすべての原因となりうるものを上げます。サイエンティストやエンジニアなら先入観は置いておいて可能性がある原因をすべてあげます。コストをかけてでも緊急に対応しなければならない場合はすべてを同時に、もしくは可能性が高そうなものを同時並行で対処することもあります。この方法では早く解決できる可能性が高いものの対処が的を射て物でないと混沌とした状況に陥ってしまします。今回のトラブルはこれに近い状況でした。
 話を戻して想定される原因はつぎのとおり。
・a)止水カートリッジの不良(メインの止水栓)
・b)切替カートリッジの不良(浄水用のレバー部分の止水栓)
・c)蛇口とは別のどこか遠くの配管でのウオーターハンマー現象などの振動
・d)それ以外の接合部が劣化している。

問題事象の切り分け調査方法

・c)については、異音発生時に配管の振動を2フロア階下の配管でも観測したため、当初は疑っていました。 しかし、かなり早い段階で、「問題の混合栓直前(混合栓の下)のカランを閉じた場合、洗面台などほかの場所で水を使っても異音等の問題は起こらない。」ということから、問題は、「浄水器内蔵シングルレバー式混合栓」の内部で発生していると判断しました。 ”結果としてこの判断は正しいものでした。”

・b)は、「浄水栓を開けて水を出した場合は異音が発生しない。」という状況から問題ないと判断しました。というか、これ以上の調査をせずに想定原因から外していました。

・ということで、a)が原因と推測して”止水カートリッジ”を交換しました。しかし、異音は解消されませんでした。メーカからこれ原因といわれたことも理由ですが、他に原因が思い当たらなかったのでそれ以上の原因確認をしていませんでした。 反省点は、問題の根本原因、異音の発生源を特定しないまま対処を行ったことです。
・d)それ以外の接合部から水が漏れた場合は蛇口からではなく接合部から外部に漏れるので発生事象とは符号しません。

今回の問題の切り分け方

それでは仮説に戻ります。”異音発生時に漏水する”ことから、異音は狭い隙間を水が僅かに流れたり流れなかったり繰り返すことにより異音が発生していると推測します。仮に止水カートリッジ付近に起因して発生しているとすれば、異音発生時にシングルレバーを押さえるなどすれば隙間の幅が変わり異音の発生状況が変わると推測される。浄水側で異音が発生しているなら、切り替えレバー部分を押さえることで音の発生状況が変わると推測されます。

 また、仮説から関連事象について検討してみます。「別の場所で水を流した時に異音が発生し、混合栓からの漏水する」は、水を流すと「貯水槽から揚水」のためポンプが起動し、水圧が少し高くなる。そして、圧力に耐えきれなくなった水密部の隙間から漏水が発生し、その微小な振動が共振して異音として聞こえる。そうであれば”別の場所で水を流した”パターンと問題の混合栓直前(混合栓の下)のカランを閉じた場合、洗面台などほかの場所で水を使っても異音等の問題は起こらない。」については、a)、b)どちらであっても説明が付きます。
 そして、あまり気にしていなかった「浄水栓を開けて水を出した場合は異音が発生しない。」がa)では説明がつかないことに気が付きます。浄水を流してもポンプが稼働するので止水カートリッジ部の水圧が高くなるので異音が発生するはずです。b)の場合も説明がつかないように思われます。しかし、水が流れているので圧力が解放され、異なる状態になっていると推測されます。また、切替レバーを開放すると狭い隙間を通らなくても抵抗が少ない開放されたルートで流れるので隙間には水が流れず異音が発生しなくなっていると推測されます。さらに浄水の場合、途中に濾過フィルタがあるため水が流れることでフィルタの前後での圧力差が発生し、さらに切替カートリッジ部分での水圧が下がっていると推測されます。つまり、推測での結論はb)が原因です。すべての発生事象とも符号します。

実物での検証で答え合わせ

 それでは、上に書いた「切り分け方法」を試します。結果は動画参照。

https://mic.or.jp/info/wp-content/uploads/2019/11/check_a.mp4

”シングルレバー部 を押さえても音の出方に変わりはありません”つまり、a)ではないと判断できます。 つぎに、”切替レバー部を押さえると、音が消えました。離すと再発”とうことで、ほぼ間違いなくb)が原因と判断できます。

 さらに追加でのチェックです、「 切替レバーを開放すると狭い隙間を通らなくても抵抗が少ない開放されたルートで流れる 」のであれば、シングルレバーで水を流して異音が発生している状態で切替レバーを開放すると異音が消えると推測できます。

https://mic.or.jp/info/wp-content/uploads/2019/11/check2.mp4
 これも推測通りで、” 切替レバーを開放すると異音が消えました ”。以上からb)切替カートリッジ部の劣化が異音の原因であったと判断できました。

対処とその結果

  切替カートリッジ(浄水部) を交換してもらいすっかり異音はなくなりました。問題解決です。

 謎な事象ほど、しっかり現状の状況を調査・分析しないと問題解決に時間を要します。仮説・検証の際は、先入観を排して想定される原因を漏れなく洗い出しましょう。

解決までに時間がかかった水道混合栓での異音と対処(動画あり)

概略

8月ころに水を流すたびに「ぶー」とか「くぅーー」という異音が発生していました。施工業者に対応依頼し、1回現物を見に来て、そのあと何回か電話連絡などしていましたが、その後音沙汰がなくなりました。ほっておくわけにもいかないので混合栓のメーカに依頼しました。そこで、止水カートリッジの交換での対応を提示されました。指定の止水カートリッジを交換してみましたが、異音が発生する状況は変わりませんでした。

メーカに伝えた情報

・浄水器内蔵シングルレバー式シャワー付混合栓を使用(型番の情報)。
・状況
  - 吐水時のわずかな時間 ”ぶう”という異音がする。
  -水を止めたままの状態においても、たまに同じ異音が1秒未満発生
して、蛇口から水が出てくることがある。

メーカからの回答

 交換用部品の型番の情報提示と、対応方法(訪問修理か、自分で交換)および費用について回答がありました。詳細な交換手順もあり非常に丁寧な対応でした。

対処とその結果

部品を取り寄せて、自分で交換しました。練習でアウトレットボックスの穴あけにしか使ったことがなかったウォーターポンププライヤがこの交換作業で活躍いました。
 そして止水カートリッジの交換は無事に終わり、通水、止水も問題なく機能したのですが、問題の異音が全く解決していない。音が大きくなったり、小さくなったりもしていない。つまり発生音の状況から、 止水カートリッジはこの異音とは全く関係なかったことが分かります。

再度のメーカへの対応依頼

提示された止水カートリッジの交換では解決しなかったことと、下の発生状況の情報を伝えて出張修理対応を依頼しました。すると、先に交換した部品の再交換の提示と、直らないかもしれないという回答がでました。(それはメーカとしての回答としてはよくないんじゃない..)  放置してさらに症状が進行すると水が出っぱなしになりそうなので、何とか対処しないといけません。

ここまで確認した事象についての整理

問題のシングル混合栓で水を出した場合に「ぶー」という異音が発生する(異音を含む動画)
https://mic.or.jp/info/wp-content/uploads/2019/11/VID_20191107_142509.mp4

・別の場所で水を流した時に異音が発生し、混合栓からの漏水する
https://mic.or.jp/info/wp-content/uploads/2019/11/VID_20191107_142728.mp4

・浄水栓を開けて水を出した場合は異音が発生しない

問題の混合栓直前(混合栓の下)のカランを閉じた場合、洗面台などほかの場所で水を使っても異音等の問題は起こらない。 

・問題の混合栓は3階にあり、給水は10mほど下にある貯水槽から揚水している。

・シングル混合栓の止水カートリッジを交換したが、異音は解消しなかった。

※あなたなら、以上の状況から、どこに問題があると推測するでしょうか? 仮説を立てて、それを立証するには何を追加で調べればよいと考えますか?

解決編は、こちらです。

 

WordPress5.3はとりあえず様子見

 WordPress5.3が11/12にリリースされたので、別に構築したWordPress検証サイトで動作確認しています。

■更新する際に留意しておきたい点

 WordPress5.3へコンテンツの更新を行った後に、DBの更新が行われる。DB構成が更新されていそうです。どこが更新されたのかは、ぱっと見ではわかりません。
 → 更新でトラブルが発生した場合、書き戻しするにはDBの書き戻しも必要となる。更新&検証の際には、切り戻し時間にDB書き戻し時間も考慮しておく必要がある。当然だが、更新直前にDBデータのバックアップを行う時間も考慮しておく必要がある。

■WordPress5.3での変更点の確認

 エディタ機能が強化された。  メニューに「ブロックのグループ化 」が追加されています。 
 全体的にはあまり大きな強化や変更はない。急いで更新したいというものはない。また、更新に関して、問題も特に問題はなかった。そのため、とりあえず5.3の適用は保留し、今後提供されると推測されるセキュリティパッチがで提供されたタイミングで更新することにする。

首里城火災で何らかの基準見直しが必要か?

首里城火災で「防犯カメラの電源が、火災検知センサーの反応する直前に落ちていた、電気系統に漏電やショートなどの不具合が起きた可能性もある」ということらしい。

 「 電気系統に漏電やショートなどの不具合 」などで火災が起きないようにいくつもの法律や基準が作られている。このような状況で一番ありそうな話は、法令や基準に従わず配線などを行っていたというところでしょう。その問題原因を徹底的に調査していることでしょう。その問題を作った人や企業は責任を追及されることが想像されます。特に今回のようなケースでは法律や基準を知らかかったからなんてことは許さないでしょう。その場合でも根本原因の分析は必要でしょう。そしてその要因として法令や基準が複雑であることがあるかもしれません。そうであるなら何らかの方法で容易に基準を満たしているかどうかのチェックを行えるようにする仕組みや基準の見直しが必要かもしれません。

 別のパターンとして、法律や基準を満たしていたにもかかわらず火災に至ったケースが考えられます。 使用される機材等の変化から 現状の 法律や基準をではカバーできていないのかも知れません。この場合はだれの責任かはともかくとして、法令や基準の見直しは必要でしょう。そのうえで、そのような状況を引き起こしてしまった機器などに関して、何らかの法令違反がなかったか責任が追及されることになるでしょう。

 あまりなさそうなのは、人為的に防犯カメラの電源が落とされたパターンですが、事故というより事件です。もしもそうなら、 防犯カメラの電源が落とされるまえまでに記録された情報から犯人を特定できるようにするべきで、今の時点でそのような情報がないということはそのような記録がないのでしょう。この場合、記録できていないか、そのような事実はないのかのどちらかですが、記録できていないのだとすると記録できるようにするための基準か何かが必要でしょう。