スマートスピーカーがあればいらなくなるもの

一気に普及が進みそうな気がしていたスマ―トスピーカーだが、あまり普及が進んでいない感じがする。利用方法や活用方法がまだまだ整備できていないことが原因かもしれないが、なんといっても使い方があまり知られていないことが原因ではないだろうか。

今回は、スマートスピーカー単体で既存製品の機能を代替できるものについて書きます。つまり、スマートスピーカーさえあれば必要でなくなる既存製品のことです。そしてそれぞれのメリット・デメリットと既存製品が生き残るために取りうる選択肢を考えてみます。

 まず、スマートスピーカーが代替可能な領域です。最近はディスプレイ (タッチパネル) 付きのものも出てきているのでそれも対象にします。スマートスピーカーのインターフェイスの出力は音のみです。ディスプレイ付きのものは映像出力も可能です。入力は、音、タッチパネル操作、そしてインターネット上の情報です。インターネット上の情報はあまりにも広く絞り切れないので、入力側は考慮しないことにします。それから出力先としてインターネットが可能と考えることもできます。これは、あとで考慮することにします。
 出力が、音か、音と映像のみの既存製品とは何があるでしょうか?それらが、スマートスピーカーによって置き換えられる可能性がある既存製品です。ざっと上げると、タイマー、時計、ラジオ、などです。

■タイマー、時計
 ・ スマートスピーカー のほうは複数同時にタイマーが設定できるとか、スケジュールに連携とか可能です。
 ・「タイマー」については特にメリットが思いつきません。電源がなくても使えるというくらいです。スマートスピーカーの「xx分タイマー」の使い方を体験すると、時間を指定したうえでスタートボタンを押すなど操作が煩雑と感じるでしょう。

■ラジオ
 ・電波状態を気にすることなく明瞭な音で聞くことができます。録音に相当するタイムフリー機能が提供されていないことと、他の都道府県の局は受信制限がかかっている点は何とかしたいところですが、ラジオでも他県の電波を良質な音で聞けることはあまりないことを考えると不便とまでは言えないでしょう。

■以下にざっと挙げて、色分けしました。
青:すでにスマートスピーカー単体で代替できているもの。
黒:すでにスマートスピーカーと外部機器が連携して機能提供しているもの
赤:形を変えて対応しているもの

●楽器
●ウォークマン
●テレビ
●オーディオ製品、音響機器
●温度計、湿度計

●鏡
●カレンダー
●写真立て、フォトフレーム

●ゲーム、将棋盤
●新聞

●血圧計、体温計
●図鑑、本、辞書、電話帳、地図
●スキャナ
●ストップウォッチ
●スピーカ

●双眼鏡、望遠鏡
●そろばん
●体脂肪計、体重計
●タイプライター
●カメラ
●アルバム
●手帳
●電卓
●電話機

●投影機
●トランシーバー、無線機
●ノート、紙

●メガホン
●ラジオ、ラジカセ

上でざっと洗い出してみましたが、つぎのように漏れているものを見つけました。とくにスマートスピーカーで置き換えできそうなものです。まだまだピックアップし漏れたものがたくさんありそうです。電気製品の中に多いと思います。
・インターホン
ちなみに、インターホン相当の機能は私がグーグルに機能強化提案し2週間後くらいに密かにリリースされていました。私は、そのまえに「google home→googleアシスタント→IFTTT→node.js→google home」の流れでインターホン機能を実装できていました。

まだ十分とは言えませんが、スマートスピーカー単体で代替可能そうな機能はほぼ実装されています。使いにくいところは改善依頼をだして強化していけば、スマートスピーカーだけでのシンプルライフを送れそうです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です