本格的なスマートホームへの移行までの対応例、SwitchBotでテレビをリセット

今回、紹介するのは取り付け作業に電気工事士などの資格が不要な製品です。物理的にスイッチ操作を行います。接着テープで貼り付けて、小さなサーボ機構でスイッチ部分を上下するので、 電灯のスイッチをON,OFFくらいならできます。コンセントなどにある電源スイッチの操作は厳しいでしょう。 しかし、資格が必要な作業が不要なので誰でも手軽に利用できます。まだまだ国内メーカ製のスマートスイッチは機種が少ないので、現状はSwitchBotを活用するシーンは多いでしょう。今後スマーススイッチが一般化していくことを考えれば、SwitchBotは過渡期の製品といえるでしょう。

SwitchBotは1回の操作で押すだけの操作、ONとOFFの動作、つまりワイドハンドルのスイッチの動作と、波型スイッチ(トグル)のON/OFFの動作の2つの動作モードがあります。工夫次第で、いろんな使い方ができそうです。

 テレビがハングアップしてしまいリモコン操作を受け付けなくなる事象が頻繁に発生して、そのたびにリセット操作をしていたので、SwitchBotにリセットボタンを押させるようにしてみました。下の写真がその取り付け例です。

SwitchBotのスイッチ部分にグルーガンで5mmほどの突起を作成して、リセットボタンを押せるように位置調整して取り付けました。
これに加えて、IFTTT連携、Google home連携も行いました。これにより、「ねぇ グーグル テレビをリセットして」というと、リセットボタンを押してくれます。

 SwitchBot自体はBluetoothで通信するので、SwitchBot単体ではスマートホンとかタブレットがないとうごきません。そこで、下のSwitchBotハブと組み合わせて使用します。

次のような構成で動作します

SwitchBot
  ↓ Bluetoothで通信
SwitchBotハブ
↓ WiFiで通信
無線LAN ルータ
↓ 光ケーブルや有線LANなど
インターネット

SwitchBotのサーバ ←→ IFTTTのサーバなど

最近は、SwicthBotハブプラスなども提供されているのでIFTTTの他のサービスと組み合わせるなどの工夫でもっと色々使えます。


 それから、気が付かないうちに録画機能だけハングアップしていて予約録画できていなかったこともありました。そこで、まず視聴や予約録画していなさそうな午前4時に毎日自動的にリセットするようにIFTTTのルールを作成しました。これにより、ハングアップ状態でずっと録画できないままという事象も回避できました。

話は、SwitchBot自体に戻りますが、 SwitchBot は内蔵の電池で動作します。最初は蓋の隙間から横に飛び出している絶縁ビニールを抜いて電源をいれます。電源を切る仕組みはありません。もちろん電池を抜けばよいのでしょうが普通に使うならそんなことはしないので入れっぱなしです。1日に1回か2回くらいの操作をして、1年くらいで電池が切れました。ちなみにほとんど使っていなくても1年くらいで電池が切れました。

中に入っている電池はつぎのようにCR2 Lithium Battery CR15H270 3Vです。電池が切れたときはこれを交換します。近くのホームセンターで1個 448円で交換用の電池を購入しました。

使うときは、電気交換のことも考えながら使ったほうがよさそうです。接着テープは一度剥がすと接着力が落ちるので、手が届きにくいとか、一度SwitchBotの本体をとりだす必要があるなど、いちど接着テープを剥がさないと電池交換できないような場所には不向きです。
  ただ、そういう場所にこそ使いたいかもしれません。