WordPress脆弱性 、対処するも白画面そして解決 

WordPress脆弱性はプラグインでの新たな情報が出ていますが、本体とこのサイトで使用しているプラグインについての新たな情報はありませんでした。代わりといっては何ですがWordPress5.2.1の修正内容をチェックしました。重要な修正の内容は5.2で作りこまれたバグの修正でしたが、他の修正内容も確認しました。

5件は作りこみバージョンの情報がないもので、6件はWordPress5.1.1以前が作りこみバージョンのもの、それ以外はWordPress5.2で作りこまれたものです。作りこみバージョンがWordPress5.1.1とされた修正で、”jQuery Update 3.4.0”のアップデートがありました。これはWordPressで作りこんだバグではありませんが、jQueryでは”vulnerbility”とされているので、WordPressもこの脆弱性の影響があると判断したほうが良いでしょう。これは、 jQuery 3.4.0で対処された CVE-2019-11358 のことでしょう。ということでWordPress5.1.1も、 jQuery におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性の影響を受けるということなので、コメントを介して攻撃を受ける可能性があると判断し、WordPress5.2.1に更新します。

WordPress5.1.1から5.2.1にアップデートしましたが、 困ったことに 更新処理の途中で失敗し白画面となってしまいました。管理画面も白画面となり対処不能となったので仕方なくバックアップから書き戻していったん復旧しました。 類似の事象がないかチェックしましたがほぼ同じパターンのアップデートが成功していそうな情報がありました。違う条件はPHPのバージョンでした。そこで、PHP5.6をPHP7.2に上げて再度確認しましたが、アップグレード途中で失敗し白画面(500エラー)になる問題が再発しました。5.2.2で対処されることを期待して5.2.2を待とうかと思いましたが、うまくアップロードができている事例があるので、ログとかを見て調査することにしました。

まず、画面内容を再確認。

wordpress-5.2.1.zip から更新をダウンロード中…
更新を展開しています…
展開したファイルをチェックしています…
最新版をインストールする準備をしています…
メンテナンスモードを有効にします…
必要なファイルをコピーしています…
メンテナンスモードを無効にします…
更新が必要な翻訳が一部あります。更新が終わるまでしばらくお持ちください。WordPress (ja) の翻訳を更新しています…
翻訳が正常に更新されました。
ファイルをコピーできませんでした。: wp-admin/site-health.php
インストール失敗
WordPress のご利用ありがとうございます。 バージョン 5.1.1

インストール前の状態で、” site-health.php ”のファイルは存在しないので、ファイルを書き込み出来ていないのが原因でしょう。 wp-admin/ のフォルダの書き込み権限がないのでそれが原因でしょう。セキュリティ強化としてこのフォルダの書き込み権限を落としていました。書き込み権限を付加して、再度WordPress5.2.1へのアップグレードを行うことでアップグレードに成功しました。 アップグレード後は ” site-health.php ”などのファイル が作成されていました。書き込み権限を落として作業完了しました。

WordPress5.2.2については次回チェックします。5.1からのバグの修正があります。現時点では優先度はいずれもNormalなので近く公開されようとしている理由となっている修正はこの一覧にはないのかもしれません。

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