AI謎解きプロジェクト|AIは本当に謎を解けるのか?人間との知能実験を開始

人間とAIが、同じ条件で挑む知能実験を始めます。

AI謎解きプロジェクトは、AIが本当に文章だけで謎を解けるのかを検証する長期実験です。
AIは、驚くほどの速度で進化しています。

文章を書き、プログラムを作成し、画像を生成し、Web検索や外部ツールまで自在に扱えるAIも登場しました。

しかし、私たちは一つの疑問を持っています。

「AIは、本当に”考えて”いるのでしょうか。」

知識を検索できることと、自ら考え抜くことは同じではありません。

そこで私たちは、この疑問に真正面から挑むため、新しいプロジェクトを開始します。

それが 「AI謎解きプロジェクト」 です。


このプロジェクトが目指すもの

私たちが目指すのは、単なる謎解きイベントではありません。

人間とAIが同じ条件で挑戦し、その思考力を継続的に記録・比較する実験プロジェクトです。

AIは数か月で大きく進化します。

今日解けなかった問題を、半年後には数分で解いてしまうかもしれません。

逆に、人間なら自然に気付けることを、AIはいつまでも見落とし続ける可能性もあります。

だからこそ、一度きりの勝負では意味がありません。

同じ思想で問題を公開し続け、人間とAIの能力変化を記録していきます。


なぜ「文章だけ」の謎解きなのか

このプロジェクトで扱う問題は、基本的に文章だけで構成します。

画像の細かな観察力や、手作業による操作、音声認識といった能力は評価対象にしません。

必要なのは、

  • 読む力
  • 理解する力
  • 仮説を立てる力
  • 論理的に推論する力
  • 間違いを修正しながら最後まで考え抜く力

です。

つまり、

「読む・考える・解く」

という純粋な知的能力を測ることが、このプロジェクトの目的です。


人間とAIを公平に比較するために

AIに不利な問題を作るつもりはありません。

もちろん、人間にだけ有利な問題を作るつもりもありません。

重要なのは、

誰が解くのかではなく、誰が最後まで到達できるのか。

という一点です。

問題は、人間にもAIにも同じ条件で公開します。

その上で、

  • 到達できたか
  • どれだけ時間がかかったか

を基本指標として比較していきます。


4つの参加カテゴリ

このプロジェクトでは、参加者を4つのカテゴリに分けます。

① 人間のみ

AIを一切使わず、人間だけで挑戦します。

人間の基準となる重要なカテゴリです。


② 人間+AI

人間が主体となり、AIを補助ツールとして利用します。

AIを「どれだけ上手に使いこなせるか」も能力の一部として評価します。


③ AI+人間

AIが主体となって考え、人間は最低限の補助だけを行います。

例えば、

  • AIでは入力できない作業
  • AIでは参照できない資料
  • 必要最小限の操作

など、人間は「手足」としてのみ介入します。

AIの自律性を測るためのカテゴリです。


④ AIのみ

このカテゴリが、本プロジェクト最大の挑戦です。

AIに渡されるのは、スタート地点だけ。

そこから先は、

  • Web検索
  • ブラウザ操作
  • Python
  • MCP
  • 外部ツール

など、必要だと判断したものは自由に利用できます。

制限は設けません。

むしろ、それらを使いこなせなければ解けない問題も積極的に取り入れていきます。

AIは、

どの情報を集め、

どのツールを選び、

どの仮説を採用し、

いつ間違いに気付き、

どのように修正しながら答えへ到達するのか。

その過程そのものが、この実験の観測対象です。


AIはどこまで自律できるのか

現在のAIは非常に高性能です。

しかし、長い推論を続けること、誤りを自ら修正すること、複数の仮説を管理しながら探索を続けることは、まだ得意とは言えません。

私たちは複数のAIで試験を重ねていますが、現時点では人間の介助なしに最後まで安定して到達できるAIは、ごく限られるという印象を持っています。

もちろん、これは現在の話です。

数か月後には、まったく違う結果になっている可能性も十分あります。

だからこそ、このプロジェクトは継続開催します。


AIの進化を記録する

AIは毎月のように新しいモデルが登場します。

ChatGPT

Claude

Gemini

Grok

Copilot

ローカルLLM

これらすべてが比較対象になります。

今年解けなかったAIが、

来年には最速記録を更新するかもしれません。

私たちは、その変化を継続して記録していきます。


人間の参加者も募集します

もちろん、この実験の主役はAIだけではありません。

人間が解けなければ、公平な比較は成立しません。

参加は

  • 一人でも
  • チームでも

自由です。

謎解きが好きな方

AIに興味がある方

人間の思考力に挑戦したい方

そして、

「AIなんかにはまだ負けない。」

そう思っている方の挑戦も、お待ちしています。


これは、AIが人間を超える瞬間を記録するプロジェクトかもしれない。

私たちは、AIが必ず人間を超えるとは考えていません。

しかし、その可能性を否定もしません。

もし、AIが人間を安定して上回る日が来るなら。

それは単なる性能向上ではありません。

「思考」という領域で、人間と肩を並べた瞬間なのかもしれません。

その歴史的な変化を、同じルール、同じ思想、同じ条件で記録し続ける。

それが、この AI謎解きプロジェクト の使命です。


あなたも、この実験の目撃者になりませんか。

このプロジェクトは、一度限りでは終わりません。

問題は継続的に公開し、人間とAIの挑戦記録を積み重ねていきます。

参加方法やルールの詳細は、順次公開予定です。

まずは、このプロジェクトに興味を持っていただけたら幸いです。

AIは、本当に考えて謎を解けるのか。

その答えは、まだ誰にも分かりません。

だからこそ、私たちは挑戦を始めます。人間とAIが、同じ条件で挑む知能実験を始めます。

AI謎解きプロジェクトは、AIが本当に文章だけで謎を解けるのかを検証する長期実験です。
AIは、驚くほどの速度で進化しています。

文章を書き、プログラムを作成し、画像を生成し、Web検索や外部ツールまで自在に扱えるAIも登場しました。

しかし、私たちは一つの疑問を持っています。

「AIは、本当に”考えて”いるのでしょうか。」

知識を検索できることと、自ら考え抜くことは同じではありません。

そこで私たちは、この疑問に真正面から挑むため、新しいプロジェクトを開始します。

それが 「AI謎解きプロジェクト」 です。


このプロジェクトが目指すもの

私たちが目指すのは、単なる謎解きイベントではありません。

人間とAIが同じ条件で挑戦し、その思考力を継続的に記録・比較する実験プロジェクトです。

AIは数か月で大きく進化します。

今日解けなかった問題を、半年後には数分で解いてしまうかもしれません。

逆に、人間なら自然に気付けることを、AIはいつまでも見落とし続ける可能性もあります。

だからこそ、一度きりの勝負では意味がありません。

同じ思想で問題を公開し続け、人間とAIの能力変化を記録していきます。


なぜ「文章だけ」の謎解きなのか

このプロジェクトで扱う問題は、基本的に文章だけで構成します。

画像の細かな観察力や、手作業による操作、音声認識といった能力は評価対象にしません。

必要なのは、

  • 読む力
  • 理解する力
  • 仮説を立てる力
  • 論理的に推論する力
  • 間違いを修正しながら最後まで考え抜く力

です。

つまり、

「読む・考える・解く」

という純粋な知的能力を測ることが、このプロジェクトの目的です。


人間とAIを公平に比較するために

AIに不利な問題を作るつもりはありません。

もちろん、人間にだけ有利な問題を作るつもりもありません。

重要なのは、

誰が解くのかではなく、誰が最後まで到達できるのか。

という一点です。

問題は、人間にもAIにも同じ条件で公開します。

その上で、

  • 到達できたか
  • どれだけ時間がかかったか

を基本指標として比較していきます。


4つの参加カテゴリ

このプロジェクトでは、参加者を4つのカテゴリに分けます。

① 人間のみ

AIを一切使わず、人間だけで挑戦します。

人間の基準となる重要なカテゴリです。


② 人間+AI

人間が主体となり、AIを補助ツールとして利用します。

AIを「どれだけ上手に使いこなせるか」も能力の一部として評価します。


③ AI+人間

AIが主体となって考え、人間は最低限の補助だけを行います。

例えば、

  • AIでは入力できない作業
  • AIでは参照できない資料
  • 必要最小限の操作

など、人間は「手足」としてのみ介入します。

AIの自律性を測るためのカテゴリです。


④ AIのみ

このカテゴリが、本プロジェクト最大の挑戦です。

AIに渡されるのは、スタート地点だけ。

そこから先は、

  • Web検索
  • ブラウザ操作
  • Python
  • MCP
  • 外部ツール

など、必要だと判断したものは自由に利用できます。

制限は設けません。

むしろ、それらを使いこなせなければ解けない問題も積極的に取り入れていきます。

AIは、

どの情報を集め、

どのツールを選び、

どの仮説を採用し、

いつ間違いに気付き、

どのように修正しながら答えへ到達するのか。

その過程そのものが、この実験の観測対象です。


AIはどこまで自律できるのか

現在のAIは非常に高性能です。

しかし、長い推論を続けること、誤りを自ら修正すること、複数の仮説を管理しながら探索を続けることは、まだ得意とは言えません。

私たちは複数のAIで試験を重ねていますが、現時点では人間の介助なしに最後まで安定して到達できるAIは、ごく限られるという印象を持っています。

もちろん、これは現在の話です。

数か月後には、まったく違う結果になっている可能性も十分あります。

だからこそ、このプロジェクトは継続開催します。


AIの進化を記録する

AIは毎月のように新しいモデルが登場します。

ChatGPT

Claude

Gemini

Grok

Copilot

ローカルLLM

これらすべてが比較対象になります。

今年解けなかったAIが、

来年には最速記録を更新するかもしれません。

私たちは、その変化を継続して記録していきます。


人間の参加者も募集します

もちろん、この実験の主役はAIだけではありません。

人間が解けなければ、公平な比較は成立しません。

参加は

  • 一人でも
  • チームでも

自由です。

謎解きが好きな方

AIに興味がある方

人間の思考力に挑戦したい方

そして、

「AIなんかにはまだ負けない。」

そう思っている方の挑戦も、お待ちしています。


これは、AIが人間を超える瞬間を記録するプロジェクトかもしれない。

私たちは、AIが必ず人間を超えるとは考えていません。

しかし、その可能性を否定もしません。

もし、AIが人間を安定して上回る日が来るなら。

それは単なる性能向上ではありません。

「思考」という領域で、人間と肩を並べた瞬間なのかもしれません。

その歴史的な変化を、同じルール、同じ思想、同じ条件で記録し続ける。

それが、この AI謎解きプロジェクト の使命です。


あなたも、この実験の目撃者になりませんか。

このプロジェクトは、一度限りでは終わりません。

問題は継続的に公開し、人間とAIの挑戦記録を積み重ねていきます。

参加方法やルールの詳細は、順次公開予定です。

まずは、このプロジェクトに興味を持っていただけたら幸いです。

AIは、本当に考えて謎を解けるのか。

その答えは、まだ誰にも分かりません。

だからこそ、私たちは挑戦を始めます。

公開予定について

入り口は、2026/8/12に第一弾を公開公開予定です。 その前(2026/8/5)に、コラボ先のサイトにて練習問題が公開される予定です。誰でも挑戦できるので、参加してください。 なお、ゴールできたら、その証として是非その証拠にコメントなどを残していってください。 


謎解き問題 入り口

・関連:2026/8/5 昼頃 公開済み; → hoscm X https://x.com/hoscm2025
・第一弾:2026/8/12公開; → 8/12アナウンスおよびリンク
・第二弾:2026/8/19公開; → 8/19アナウンスおよびリンク 

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参考リンク

WordPressで謎のエラーが発生、これを何とか直す WordPress「YOP Poll 7.0.8」でFatal Error発生|Class “YopPoll\Admin\Deactivation_Feedback” not found の原因と対処法

WordPress「YOP Poll 7.0.8」でFatal Error発生|Class "YopPoll\Admin\Deactivation_Feedback" not found の原因と対処法

5年ほど特に問題もなくアップデートを続けつつ利用してきたWordPressだが、突然? 編集画面に入ろうとするとエラーが発生するようになった。これについて対処していく。 方針は、原因調査、対処、再発防止策絵検討と進める。

発生しているエラーは次です。  一部伏字化しています。

Fatal error: Uncaught Error: Class "YopPoll\Admin\Deactivation_Feedback" not found in /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-content/plugins/yop-poll/includes/class-plugin.php:42 Stack trace: #0 /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-content/plugins/yop-poll/includes/class-plugin.php(20): YopPoll\Plugin->init_hooks() #1 /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-content/plugins/yop-poll/includes/class-plugin.php(14): YopPoll\Plugin->__construct() #2 /homeXXXX/YYY/public_html/info/wp-content/plugins/yop-poll/yop_poll.php(80): YopPoll\Plugin::instance() #3 /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-includes/class-wp-hook.php(341): {closure}('') #4 /homeXXXX/YYY/public_html/info/wp-includes/class-wp-hook.php(365): WP_Hook->apply_filters(NULL, Array) #5 /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-includes/plugin.php(522): WP_Hook->do_action(Array) #6 /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-settings.php(622): do_action('plugins_loaded') #7 /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-config.php(94): require_once('/home/XXXX/YYY...') #8 /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-load.php(50): require_once('/home/XXXX/YYY...') #9 /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-admin/admin.php(35): require_once('/home/XXXX/YYY...') #10 /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-admin/about.php(10): require_once('/home/XXXX/YYY...') #11 {main} thrown in /home/XXXX/YYY/public_html/info/wp-content/plugins/yop-poll/includes/class-plugin.php on line 42
この Web サイトに重大なエラーが発生しました。サイト管理者のメール受信箱で手順を確認してください。問題が解決しない場合は、サポートフォーラム をお試しください。

WordPress のトラブルシューティングについてはこちらをご覧ください。

原因の検討

エラー内容を見ると、「Fatal error: Uncaught Error: Class “YopPoll\Admin\Deactivation_Feedback” not found 」とでている。 このプラグイン(plugins/yop-poll)があやしい。 プラグインの自動アップデートに失敗してと推測される。”not found”と言われているので、まずは、このファイルがあるかをチェックする。

原因調査方法について

SSHでログインして対象のファイルなどを確認する


$ ls -ltra wp-content/plugins/yop-poll/includes/Admin/
合計 148
-rw-r--r-- 1 XXXX XXXX 915 7月 30 01:23 class-admin-page-add-new.php
-rw-r--r-- 1 XXXX XXXX 15219 7月 30 01:23 class-guide.php
-rw-r--r-- 1 XXXX XXXX 5842 7月 30 01:23 class-admin.php
-rw-r--r-- 1 XXXX XXXX 33577 7月 30 01:23 class-admin-page-votes.php
-rw-r--r-- 1 XXXX XXXX 228 7月 30 01:23 class-admin-page-upgrade-to-pro.php
-rw-r--r-- 1 XXXX XXXX 259 7月 30 01:23 class-admin-page-settings.php
-rw-r--r-- 1 XXXX XXXX 1807 7月 30 01:23 class-admin-page-results.php
-rw-r--r-- 1 XXXX XXXX 25307 7月 30 01:23 class-admin-page-polls.php
-rw-r--r-- 1 XXXX XXXX 15001 7月 30 01:23 class-admin-page-logs.php
-rw-r--r-- 1 XXXX XXXX 18534 7月 30 01:23 class-admin-page-bans.php
drwxr-xr-x 2 XXXX XXXX 4096 7月 30 01:23 .
drwxr-xr-x 12 XXXX XXXX 4096 7月 30 01:23 ..


おえ「class-deactivation-feedback.php」はないですね。 これが原因かも
$ find wp-content/plugins/yop-poll -iname "*deactivation*"
$ nl -ba wp-content/plugins/yop-poll/includes/class-plugin.php | sed -n '30,55p'
30 // REST API.
31 add_action( 'rest_api_init', array( $this, 'register_rest_routes' ) );
32 add_filter( 'rest_post_dispatch', array( $this, 'set_rest_nocache_headers' ), 10, 3 );
33
34 // Admin.
35 if ( is_admin() ) {
36 $admin = new Admin\Admin();
37 $admin->init();
38
39 $guide = new Admin\Guide();
40 $guide->init();
41
42 $deactivation_feedback = new Admin\Deactivation_Feedback();
43 $deactivation_feedback->init();
44 }
45
46 // Frontend.
47 $frontend = new Frontend\Frontend();
48 $frontend->init();
49
50 // Assets.
51 $assets = new Assets();
52 $assets->init();
53
54 // Cron-based auto-reset.
55 $auto_reset = new Cron\Cron_Auto_Reset();

$ grep -R “Deactivation_Feedback” wp-content/plugins/yop-poll
wp-content/plugins/yop-poll/includes/class-plugin.php: $deactivation_feedback = new Admin\Deactivation_Feedback();

うーーん これは配布物件の制作ミス? ですか?  それでは 

暫定回避方法(編集画面をすぐ復旧したい場合)

一時的な対処として、

$deactivation_feedback = new Admin\Deactivation_Feedback();
$deactivation_feedback->init();

の2行をコメントアウトしてみる

参考情報です

$ grep “Version:” wp-content/plugins/yop-poll/yop_poll.php

Version: 7.0.8
$ grep “Stable tag” wp-content/plugins/yop-poll/readme.txt
Stable tag: 7.0.8

$ grep -R “spl_autoload|autoload|require_once|include_once” \

wp-content/plugins/yop-poll/includes
wp-content/plugins/yop-poll/includes/Admin/class-admin-page-bans.php: require_once ABSPATH . ‘wp-admin/includes/class-wp-list-table.php’;
wp-content/plugins/yop-poll/includes/Admin/class-admin-page-logs.php: require_once ABSPATH . ‘wp-admin/includes/class-wp-list-table.php’;
wp-content/plugins/yop-poll/includes/Admin/class-admin-page-polls.php: require_once ABSPATH . ‘wp-admin/includes/class-wp-list-table.php’;
wp-content/plugins/yop-poll/includes/Database/class-schema.php: require_once ABSPATH . ‘wp-admin/includes/upgrade.php’;

$ vi wp-content/plugins/yop-poll/includes/class-plugin.php で編集してコメントアウトしてみる

結果

上の2行のコメントアウトで、編集画面(管理者画面)は復旧しました

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YOP Poll 7.0.8

YOP Poll

2026年夏版 最新AIはこう使え ― MCPからClaude Coworkへ、実務を「任せる」ための環境が変わった ―

春版の「人・もの・かね」を踏まえ、半年で起きた最大の変化「MCPからCoworkへ」を解説。フォルダ接続へ変わった許可設定とサンドボックスを実体験から。

この半年でAI活用の景色を変えたのが、Anthropicの「Cowork」です。春に「AI活用は“ひと・もの・かね”で読み解ける」という話を書きましたが、その枠組みは変えずに、今回は“AIに実務を任せる土台”がどう変わったかを、夏版としてお届けします。

  • ひと → AI+スキル
  • もの → MCP+操作対象リソース
  • かね → セッション(利用制限)

この枠組みは今も変わっていません。前提として、まず春版をご覧ください。
2026年春版 最新AIはこう使え ―「人・もの・かね」から読み解くAI活用の新常識―

そのうえで、この半年で現場に一番効いてきた変化を、夏版として1つだけ掘り下げます。テーマは「MCPからCoworkへ」。AIに“手足”を与える方法そのものが、変わり始めました。

Coworkとは — Anthropicが提唱する「実務を任せる」仕組み

Claude Cowork(クロード・コワーク)は、Anthropicが提唱する新しいAIの使い方です。2026年1月に研究プレビューとして登場し、4月にmacOS/Windowsで一般提供、7月にはWeb・モバイルへと広がりました。短期間で対象がどんどん広がっています。

ひとことで言うと——CoworkはClaudeに“実務そのもの”を任せる場所です。

春版の言葉でいえば、これは「もの=AIの手足」を、より安全に付け替えられるようにした仕組みです。つまり、Claudeとの対話の中で許可設定を行う仕組みに強化された、ということです。設定ファイルを開いて書く代わりに、「このフォルダを使っていい?」に答えるだけ。(「より安全に」が具体的に何を指すかは、記事の後半であらためて説明します。)

利用者目線で、何が変わったのか — 設定ファイルから「フォルダ接続」へ

体感がいちばん大きいのは、環境構築まわりです。

これまで(MCP直結の時代)
AIにファイルを触らせるには、設定ファイル(claude_desktop_config.json)に filesystem サーバーを書き、ドライブを列挙する作業が必要でした。うまくいかなければ再起動し、バージョンを固定し、記述ミスを疑う。(この設定に何度もハマった記録は別記事に書きました → ステージング版正式公開版(mic.or.jp)

いま(Cowork)
設定ファイルを触りません。「このフォルダを接続していい?」に、あなたが1回OKを出すだけ。承認した瞬間から読み書きできます。再起動もバージョン固定も不要です。

しかも許可の粒度が細かい。フォルダ単位・セッション単位で、必要なぶんだけ。使い終われば、その権限は持ち越しません。

「設定する」から「その場で許可する」へ。環境構築の主役が、設定ファイルから“承認”に移りました。

夏版_MCP-Cowork仕組み図ダウンロード

CoworkはMCPを隠蔽化する仕組みなのか

使ってみての率直な感想です。Coworkは、MCPを隠蔽化する仕組みのように見えます。

より正確には、MCPをなくしたのではなく、その「設定」と「権限付与」を利用者から見えない場所に畳み込んだ、という感じです。

  • ファイル接続:ほぼ隠蔽。もう「MCP」という単語すら意識しません。
  • 外部サービス連携:隠すというより“包む”。MCPは裏で生きていて、コネクタの提案という形で見えにくく・使いやすくなっています。

そして——Coworkの裏側にはMCP相当の仕組みが、利用者に見えない形で確かに存在します。外部サービスは今もMCPコネクタそのもの、ファイルは接続したフォルダをサンドボックスにマウント。利用者はそれを直接見ません。要するにCoworkは、「MCPを知らなくてもAIに手足を付けられる」ための製品化レイヤーなのだと思います。

「より安全に」とは具体的に何か — 最小権限とサンドボックス

後回しにした「安全」の中身です。Coworkの安全は、だいたい次の4つで担保されています。

  • フォルダ単位:許可したフォルダしか触れない
  • セッション単位:許可は持ち越さない。使い終われば消える
  • サンドボックス:コード実行は隔離された環境(仮想環境)の中。ホストPCを直接いじらない
  • ネットワーク:既定では勝手に外に出ない(許可制)

春版の「もの=手足」に対して言えば、手足を出せる範囲を、あらかじめ囲ってあるということです。

ここに大事な連鎖があります。裏でMCP相当の“見えない仕組み”が動くからこそ、その隠蔽に安心感を持たせるために、動作環境を仮想環境(サンドボックス)に閉じ込める——という設計になっている。「見えないものが動く」怖さを、「触れる範囲を囲う」ことで打ち消しているわけです。

サンドボックス(仮想化)のコストという論点

ただ、囲うにはコストがかかります。

サンドボックスを仮想化やクラウドで用意すれば、セッションごとに計算資源のコストが発生します。ここは春版の「かね=配分すべき経営資源」の続きの話です。

一つの発想として——毎回クラウドで仮想環境を立てる代わりに、多少スペックの低いマシンでも“専用の物理サンドボックス機”を1台用意し、そこで動かせば、コストを抑えられるかもしれません。安全のための隔離は「別の箱で動かす」ことが本質なので、その箱が仮想か物理かは、目的次第で選べるはずです。

もちろんトレードオフはあります。クラウドの隔離は毎回まっさらで、維持管理が要らず、同時にいくつも立てられる弾力性がある。物理機はそのクリーンさと手軽さを手放す代わりに、コストを固定費に寄せられる。どちらが得かは使い方次第で、「安全のためのコストをどう持つか」は、これからのAI活用の設計課題になっていくと思います。

使い方の提案 — Cowork時代の許可設定の作法

  1. ファイルは「フォルダ接続」を主経路に。Coworkで作業するなら、旧設定ファイルに頼らず、都度フォルダを接続する運用へ切り替える。いちばん素直で、つまずきが少ない。
  2. 「どちらの層で動く操作か」を意識する。ファイルの読み書きはCowork接続、外部サービスはコネクタ(MCP)。繋がらないときは、まず「どの経路を叩いているか」を疑う。
  3. 最小権限を“不便”ではなく“作法”として使う。毎回の接続はひと手間ですが、これは「任せる相手に、必要なぶんだけ鍵を渡す」ことそのものです。
  4. 旧config方式の人こそ、一度見直す。設定が正しくても、Coworkでは反映されないことがある。両面を知っておくだけで、無駄なトラブルを避けられます。

これは新しい“弊害”でもあります。Coworkでは、こちらが「このフォルダをCoworkで接続して」と指示しないと、MCPの設定自体は正しくできていても、ファイルにアクセスできないことがあります。従来なら“設定さえ合っていれば動く”はずが、Coworkでは“その場の接続指示”という一手間が新たに必要になった——便利さと引き換えの、小さな引っかかりです。

【体験メモ】設定ファイルにはドライブを正しく書いてある。なのにCoworkからは繋がらない。「フォルダを接続」に切り替えたら一発で解決した。原因は、Coworkの標準ファイル操作が“旧設定ファイル”ではなく“フォルダ接続”のほうを見て動くから。

むすび — AIは進化し続ける。人間にも“使いこなす力”が問われる

春版の結論は「AIは設計してから任せる」でした。夏版はその一歩手前をこう言い直します。任せるには、まず“安全に繋ぐ”ところから。

Coworkの「最小権限・セッション単位で、その都度許可する」という作法は、「部下にどこまで任せるか」というあの昔ながらの問いと地続きです。全部の鍵を最初から渡さず、仕事に必要なぶんだけ、その都度渡す。

そして——ここが今回いちばん伝えたいことです。このようにClaudeをはじめとするAIは、これからもどんどん新しい形へ進化していきます。半年で「MCPからCoworkへ」動いたように、また次の形が来る。

だとすれば、問われているのはAIの性能だけではありません。新しいものを理解し、使いこなす力——それが、私たち人間の側にも求められています。AIが進化するスピードに、学び続ける私たちが並走できるか。そこが、これからのAI活用の本当の分かれ目なのだと思います。

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「Unable to find a medium」でLive USBが起動しない原因と対処法|casperエラー解説

Unable to find a medium containing a live file system というメッセージが表示されて、Linux の Live USB が起動しないまま止まってしまった経験はないでしょうか。GRUB のメニューを選んだ直後にこの画面で止まると、多くの人はまず「USB メモリが壊れたのか」と考えます。

Unable to find a medium containing a live file system
Attempt interactive netboot from a URL?
yes no (default yes):

しかし実際には、USB そのものの故障だけが原因とは限りません。むしろ、一度 USB メモリを抜き差ししただけであっさり正常起動する、というケースも少なくないのです。この Unable to find a medium というメッセージが伝えているのは「結果」であって「原因」ではありません。両者を分けて理解しておくと、同じ症状に出会ったときに落ち着いて対処できるようになります。本記事では、このメッセージが何を意味するのかをまず整理し、その上で考えられる原因と、現実的な対処の順序を解説します。なお本記事は特定の製品に限った話ではなく、Ubuntu 系の Live USB 全般に当てはまる内容として書いています。

Unable to find a medium の意味:casperがLiveファイルシステムを探す仕組み

「Unable to find a medium containing a live file system」とは、起動処理を担うプログラム(casper)が、Live ファイルシステムを格納したメディアを見つけられなかった、という意味です。

ここでいう medium(メディア)は USB メモリだけを指すわけではありません。DVD ドライブ、ISO イメージをマウントしたデバイス、その他 Live システムを格納しうる媒体をまとめて指しています。つまりこのメッセージは「Live ファイルシステムが入っているはずの媒体を見つけられなかった」という結果だけを述べているのであって、「USB メモリが故障した」と断定しているわけではないのです。

では、その「Live ファイルシステム」とは何でしょうか。Ubuntu 系の Live システムでは、起動後に実際に動く本体は filesystem.squashfs という圧縮されたファイルです。電源投入から起動完了までの流れは、おおまかに BIOS / UEFI から GRUB へ、GRUB から Linux カーネルへ、カーネルから initramfs(初期 RAM ファイルシステム)へと進み、その中で casper が filesystem.squashfs を探し出してマウントする、という順序になっています。この最後の「探し出す」段階でつまずくと、Unable to find a medium のメッセージが表示されます。

逆にいえば、このメッセージが出た時点で分かるのは「最後のマウント段階まで到達したが、目的のファイルにたどり着けなかった」ということだけです。なぜたどり着けなかったのかは、ここからの「原因」の話になります。

Unable to find a medium が起こる4つの原因(USB接触不良・ISO破損・起動パラメータ・I/O途中断)

同じ Unable to find a medium というメッセージでも、その背後にある原因は複数あります。代表的なものを四つに整理します。

第一に、起動メディアそのものが正しく認識されていないケースです。USB メモリが奥まで挿さりきっていない、USB ポート側の接触が甘い、あるいはタイミングの問題でデバイスの認識に失敗した、といった状況がこれにあたります。この場合、システムから見るとメディアに対応するデバイス自体が存在しないため、casper は探す対象を見つけられません。実際、Ubuntu のバグ報告でも、メディアを一度抜いて挿し直したら起動が続行した、という報告が複数寄せられています。冒頭で触れた「抜き差ししたら直った」という現象は、まさにこのパターンにあたります。

第二に、Live ファイルシステムそのものが欠けている、あるいは壊れているケースです。ISO の書き込みに失敗していた、転送が途中で止まっていた、ファイルが破損していた、といった場合です。メディアは認識されていても、肝心の filesystem.squashfs が読めなければ先には進めません。USB メモリを別のポートに挿し替えても改善しないときは、このパターンを疑うことになります。

第三に、起動パラメータの指定がずれているケースです。カーネルに渡すパラメータが正しくないと、ファイル自体は存在していても casper が探す場所が食い違い、見つけられないことがあります。市販の ISO をそのまま書き込んで使っている場合にはあまり起こりませんが、自分で起動設定を編集した環境では起こり得ます。

第四に、起動の途中までは認識できていたのに、処理の最中に読めなくなるケースです。I/O エラーや USB の再接続(リセット)、電源まわりの不安定さなどによって、途中から通信が途絶えてしまう状況です。これも結果として Unable to find a medium の状態に行き着きます。

このように、接触不良という比較的軽いものから、ISO の破損という作り直しが必要なものまで、原因の幅はかなり広いのが実情です。

Unable to find a medium の対処法:USB抜き差し→ポート変更→ISO再作成の順に試す

原因が幅広いとはいえ、対処の手順は「軽くて起こりやすいもの」から順に試していくのが効率的です。

まず最初に試すべきは、USB メモリの抜き差しです。ポートから一度完全に抜き、数秒置いてからしっかりと挿し直し、もう一度起動を試みます。今回のきっかけになった事例でも、この操作だけで正常に起動しました。USB の接触不良は、完全に死んでいるわけではなく「ある程度は機能するが認識が安定しない」という中途半端な状態で起こることがあり、抜き差しによって接触が回復すると、それまでの症状が嘘のように直ることがあります。このメッセージが出たときは、まず挿し直しを試す価値が十分にあります。

それでも改善しない場合は、別の USB ポートを試します。Ubuntu のバグ報告には、同じ USB メモリでも片側のポートでは起動エラーになり、反対側のポートでは正常に起動した、という事例があります。USB 3.0 と 2.0 が混在しているマシンや、コントローラの異なるポートでは、相性によって挙動が変わることがあるためです。デスクトップなら背面のポート、ノートなら別の口、できれば USB ハブを介さず本体へ直結して試してみてください。

ポートを変えても直らないときは、ISO ファイルの作り直しを検討します。元の ISO を改めて入手し直し、書き込みツールで USB メモリへ書き込み直します。書き込み後に内容を照合する検証機能があれば、あわせて確認しておくと安心です。ここまで来ると、メディア側ではなく書き込まれたデータ側に問題があった可能性が高くなります。

それでも解決しない場合は、BIOS / UEFI の起動順序や、起動メニューに表示されるデバイスの並びなど、より基本的な設定を見直していくことになります。なお Live USB の起動過程で表示されるログは保存が残らないことが多く、後から詳しく追いかけるのは難しいため、現象が出たときの状況をメモしておくと、原因の切り分けに役立ちます。

まとめ:Unable to find a medium が出てLive USBが起動しないときのチェック順序

「Unable to find a medium containing a live file system」は、casper が Live ファイルシステムの入った媒体を利用できなかった、という結果を示すメッセージです。それ自体は USB メモリの故障を意味しません。原因は接触不良から ISO の破損までさまざまなので、抜き差し、ポート変更、ISO の作り直し、設定の見直し、という順に切り分けていくのが現実的です。

特に、抜き差しだけで直るケースは実際に存在します。同じメッセージで止まったら、まずは落ち着いて USB を挿し直すところから始めてみてください。

参考情報

このエラーに関する具体的な事例や議論は、Ubuntu の公式バグトラッカーにまとまっています。


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Claude 詐欺メールを解剖する|認証が通っても偽物だった

ある日、「Claude Max トライアルの準備ができました」という件名のメールが届く。これは典型的なClaude 詐欺メールです。差出人の欄には「Claude」と表示され、本文には自分のメールアドレス、文末には Anthropic 社の住所まで載っている。だから本物の案内に見えてしまう。本記事では、この Claude 詐欺メールを実物のヘッダごと解剖し、見破り方とスパム判定の強化策まで整理します。

厄介なのは、この Claude 詐欺メールが SPF・DKIM・DMARC というメール認証をすべて「合格(pass)」して受信箱に届いていた点です。当サイトでは過去に何度も、認証技術によるなりすまし対策を取り上げてきました。今回はその強化してきたはずの判定をすり抜けた一通が題材です。なぜ通り抜けられたのか、何を見れば見破れるのか、最後にスパムとして弾く方法までを、一般の方とエンジニアの双方に向けて述べます。

届いた Claude 詐欺メールの中身

まず実物を見ます。本文は英語でした。受信者のメールアドレスは伏せています。

claude • max

Your Claude Max trial is ready
Hello,

You have been granted 1-month trial access to Claude Max.
(あなたに Claude Max の1か月トライアルアクセスが付与されました)

ACCOUNT
xxxxx@****(受信者本人のアドレス)

Get Started → https://claudetrial.com/?session=3355555667

Note: This invitation is unique to xxxxx@**** and will expire in 24 hours.
(この招待はあなた専用で、24時間で失効します)

Anthropic PBC, 530 Divisadero St, San Francisco, CA 94117, USA

一見、ただの「無料トライアル案内」です。自分のアドレス宛てに「あなた専用」と書かれている。Anthropic の正しい住所まで載っている。普段 Claude を使う人ほど、正規のお知らせと受け取りやすい。そこを突くのが、この Claude 詐欺メールの狙いです。

本文だけで分かる Claude 詐欺メールの兆候

落ち着いて読めば、本文だけでも危険信号が見つかります。

1. リンク先が Anthropic のものではない。「Get Started」の先は https://claudetrial.com/?session=335555667 です。Claude の正規サービスは claude.aianthropic.com で提供されます。claudetrial.com は無関係の別ドメインです。末尾の ?session=… は、クリックした人を追跡する仕掛けの可能性があります。このURLは絶対に開かないでください。

2. 「24時間で失効」と急かす。「あなた専用」「24時間以内」は、考える時間を与えず即クリックさせる古典的な手口です。正規の案内がここまで急かすことはまずありません。

3. 身に覚えのない「手続き完了」通知。申し込んでいないのに「ご要望に応じてお送りしました」とある。これもフィッシングの常套句です。

同種のキャンペーンは国内外で確認されています。セキュリティ企業 MailGuard は、Anthropic を騙る支払い失敗型のフィッシングを報告。日本でも2026年3月、「Claude 日本語無料版」を名乗る偽サイトがITmedia に報じられました。偽の Claude サイトがマルウェアを仕込んだ事例もMalwarebytes が解析しています。Claude の利用者が増えるほど、その名前を悪用する攻撃も増えています。

ヘッダで見抜く Claude 詐欺メールの正体

メールのヘッダ(送信元や経路の記録)を見ると、正体がさらにはっきりします。重要な部分を抜き出します。

From: Claude <accounts1@dallasmbs.com>
Reply-To: accounts1@dallasmbs.com
Return-Path: <accounts1@dallasmbs.com>

Received: from static195-40.de.dm.aliyun.com (47.245.195.40)
Received: from dallasmbs.com by smtp.aliyun-inc.com
Feedback-ID: default:accounts1@dallasmbs.com:alibabak_SmtpBatch

X-Amavis-Alert: BAD HEADER SECTION, Duplicate header field: "MIME-Version"

表示名は「Claude」でも、実際の差出人は accounts1@dallasmbs.comこれが核心です。メールの「表示名」は、送る側が自由に決められます。「Claude」とも「Anthropic」とも、誰でも名乗れる。一方で実アドレスは dallasmbs.com。Anthropic とは縁もゆかりもないドメインです。返信先も戻り先も、すべて同じ無関係ドメインでした。

配信経路は中国系クラウドの一斉配信基盤です。経路をたどると Alibaba Cloud の aliyun.com 系サーバを経由しています。Feedback-IDalibabak_SmtpBatch は、バルク配信サービスの痕跡です。世界規模の Anthropic が、正規案内をこの種の基盤から送るとは考えにくい。

ヘッダ自体も壊れています。受信側が BAD HEADER SECTION の警告を出しました。「MIME-Version」が二重に書かれているという意味です。雑な送信ツールの典型的な痕跡で、正規の大規模配信ではまず起きません。送信時刻のタイムゾーンも経路ごとにバラバラでした。

なぜ認証は「全部 pass」したのか

ここが今回いちばんの要点です。この Claude 詐欺メールのヘッダには、こう記録されていました。

dkim=pass  header.d=dallasmbs.com
spf=pass   smtp.mailfrom=accounts1@dallasmbs.com
dmarc=pass (policy=none) header.from=dallasmbs.com

SPF・DKIM・DMARC が、いずれも pass。当サイトが「なりすまし対策」として紹介してきた三つの認証が、すべて通っています。「認証が通った=本物では?」と感じた方こそ、ここが落とし穴です。

カラクリはこうです。これらの認証が見るのは、dallasmbs.comdallasmbs.com として正しく送ったか」だけ。攻撃者は自分で取得した dallasmbs.com から送っています。だから検査は当然パスします。

つまりこの Claude 詐欺メールは、Anthropic を認証レベルで詐称してはいません。ドメインを偽装したのではなく、認証が一切見ない場所——「表示名」に「Claude」と書いただけです。

当サイトのDMARC 解説なりすまし対策で強化したのは、主に「正規ドメインを騙るドメイン詐称の検知」でした。今回はドメインを詐称していないため、その網にかからず素通りした。これが「すり抜け」の正体です。SpamAssassin のスコアも score=1.6 required=30.0 と低く、ほぼ素通りでした。

逆のケースも知ると理解が深まります。あるセキュリティ製品の開発者は、本物の Anthropic メールを誤って詐欺判定した経験を公開しました。本文の印象だけでは本物すら怪しく見え、偽物が本物らしく見える。最終的に本物と確証できたのは、認証結果が header.from=claude.com で揃っていたから。「どのドメインとして認証が通ったか」を見たからです。

見るべきは「表示名」ではなく「実アドレス」

ここまでをひとことでまとめます。

認証が「合格」でも、それは「そのドメインとして正しく送られた」ことの証明にすぎない。「あなたが思う相手(Anthropic)から来た」ことの証明ではない。

だから見るべきは、派手な表示名(”Claude”)ではありません。実際の差出人アドレス(@dallasmbs.com)です。表示名が「Claude」でも、実アドレスのドメインが claude.aianthropic.com でなければ、正規の案内ではないと判断できます。

そして、ここが最も強調したい警告です。メーラーの中には、この実アドレスを隠し、表示名しか見せないものがあります。スマホのメールアプリでは特に、差出人欄に「Claude」とだけ出て、タップして初めて accounts1@dallasmbs.com が現れることがあります。設定によっては最後まで見えないものすらある。

確認すべき情報を隠すメーラーは、それ自体が危険です。普段使う環境で「実際の差出人アドレスが常に確認できるか」を、一度点検しておくことをおすすめします。なお、ツールや連携の挙動を過信しない姿勢は、当サイトの技術検証記事でも繰り返し触れてきた通りです。

Claude 詐欺メールをスパム判定するには(一般の方へ)

今回のメールは、メーラーもサーバも迷惑メールと判定できませんでした。認証が揃い、スコアが低かったためです。まずは技術設定なしでできる、一般の方向けの習慣から。

第一に、表示名でなく実際の差出人アドレスを必ず確認します。@より後ろのドメインが正規のものと一致するかを見るだけです。第二に、メール内のリンクは踏みません。必要ならブックマークや検索から公式サイトへ自分で行きます。

第三に、「24時間以内」「今すぐ」と急かすメールほど、いったん止まります。急かしは考えさせないための演出です。判断に迷えば AI に画像ごと相談するのも手ですが、AI も誤ります。最後はドメインの一致で確かめてください。

Claude 詐欺メールを弾くルール設計(エンジニアへ)

この Claude 詐欺メールが素通りした根本は、「ドメイン認証は正しいが、ブランド名を表示名で騙っている」点にあります。対策の方向は DMARC の先——認証では捕まらない『ブランド詐称』の検知です。

SpamAssassin なら、「From の表示名に著名ブランド名を含むのに、送信ドメインが正規でない」場合に加点するメタルールが書けます。考え方を示す擬似ルールが以下です。実運用では正規表現とドメインリストの精査が要ります。

# 表示名に "Claude"/"Anthropic" を含む
header  L_BRAND_NAME  From:name =~ /\b(claude|anthropic)\b/i

# 送信ドメインが正規ドメインでない(例:claude.ai / anthropic.com 以外)
header  L_NOT_OFFICIAL  From:addr !~ /\@(claude\.ai|anthropic\.com)$/i

# 両方に当てはまれば「ブランド詐称の疑い」として加点
meta    L_BRAND_SPOOF  (L_BRAND_NAME && L_NOT_OFFICIAL)
score   L_BRAND_SPOOF  4.0
describe L_BRAND_SPOOF  Display name claims a known brand but sender domain does not match

あわせて、実務では次の重み付けが効きます。新規・低評価ドメインへの加点です。dallasmbs.comclaudetrial.com のような、登録が新しく評価の低いドメインに点を上乗せします。今回ヒットした URIBL 系のフィードを増やすのも有効です。

次に一斉配信インフラのヒューリスティックです。海外バルク基盤+日本宛て+英語本文+著名ブランド名という組合せに加点します。今回 X_NONJAPANESE_SUBJECT が既にヒットしているので、足がかりにできます。さらに BAD HEADER SECTION などのヘッダ構文異常もスコアに織り込みます。

最後に、組織としては正規連絡元ドメインのホワイトリスト化が最も確実です。「Anthropic からの案内は claude.ai / anthropic.com 由来のみ」と運用ルールを明文化します。これらは SPF/DKIM/DMARC を置き換えるものではなく、その「外側」を補う層です。認証は「ドメインの正しさ」は保証しますが、「ブランドの正しさ」は見ていないからです。

まとめ:Claude 詐欺メールの教訓

今回の Claude 詐欺メールは、SPF・DKIM・DMARC をすべて pass しながら、受信者に「本物が来た」と誤認させる、よくできた一通でした。すり抜けの理由は、ドメイン偽装ではなく、認証が見ない「表示名」にブランド名を書いただけ。だから受信者は表示名でなく実アドレスのドメインを見るべきで、それを隠すメーラーは危険です。

弾く側は、認証の外側で「表示名とドメインの乖離」を検知する層を足すことが次の一手です。身に覚えのない「無料トライアル」「支払い失敗」「アカウント停止」が届いたら、まず止まって差出人の実アドレスを確かめる。それだけで、多くの被害は防げます。

関連記事

※本記事で扱ったメール・ドメイン・URL は、注意喚起のための実例です。記載のリンク先(claudetrial.com 等)には絶対にアクセスしないでください。

Claude Sonnet 4.6 と Opus 4.7 でフル実装した OSS コードを、今話題の Claude Fable5 でセキュリティチェックさせてみた

リリースされたばかりの最上位モデル「Claude Fable 5」を使って、AIでほぼフル実装した自前の OSS コードのセキュリティチェックをやってみた。結論から言うと——セキュリティチェックのリクエストは Fable 5 では処理されず、自動的に Opus 4.8 に“モデルダウン”されて返ってきた。本記事では、その一部始終と、最終的に Opus 4.8 が出したチェック結果の要約を、公開できる範囲で一般化して共有する。 Fable5

リリースされたばかりの最上位モデル「Claude Fable 5」を使って、AIでほぼフル実装した自前の OSS コードのセキュリティチェックをやってみた。結論から言うと——セキュリティチェックのリクエストは Fable 5 では処理されず、自動的に Opus 4.8 に“モデルダウン”されて返ってきた。本記事では、その一部始終と、最終的に Opus 4.8 が出したチェック結果の要約を、公開できる範囲で一般化して共有する。


背景:Sonnet 4.6 + Opus 4.7 でフル実装したコード

今回のチェック対象は、Claude Sonnet 4.6 と Claude Opus 4.7 を使ってほぼフルに実装した OSS のコードベース。プラグイン(拡張モジュール)を配布・インストールできるタイプの Web アプリ構成で、規模感は後述の通り。

「AI でフル実装したコードは、別の上位モデルにセキュリティ監査させたらどう評価されるのか」——これを確かめたかった、というのが今回の動機だ。


日本から Fable 5 に「セキュリティチェック」を依頼してみた

Fable 5 がアナウンスされたのは米国時間 2026 年 6 月 9 日。ただし提供は国・地域や対象ユーザーによって扱いが分かれており、日本から実際に利用できるようになったのは、このアナウンスより後のことだった。本記事の検証は、日本から利用できた期間にあたる 2026 年 6 月 11 日ごろに行っている。

手順はシンプルで、対象コードを読み込ませ、「脆弱性の有無と状況を報告してほしい」と依頼しただけだ。

ところが返ってきた挙動は予想外だった。

  • 応答に「理由」へのリンクが表示された
  • そして肝心のリクエストは Fable 5 ではなく Opus 4.8 にモデルダウンされて処理された

なぜダウンされたのか

最初は理由がよく分からなかったが、これは仕様だった。

Fable 5 には、サイバーセキュリティや生物・化学といった高リスク領域、さらにモデルの“蒸留”を検知するセーフガードが組み込まれており、該当すると判定された場合は Fable 5 ではなく Opus 4.8 が代わりに応答する設計になっている。今回は「セキュリティチェック」という依頼自体がサイバーセキュリティ関連と判定され、自動的に Opus 4.8 へ引き継がれた、というわけだ。

公式も「安全で通常のコンテンツでもフラグが立つことがある」「現在、精度の改善に取り組んでいる」と注記している。つまり、現状では “セキュリティチェックは Fable 5 の担当外” と捉えるのが実態に近い。

現状の注記(2026/06/13 時点):Anthropic は米国政府の輸出管理指令を受け、6 月 12 日(米国時間)に Fable 5 / Mythos 5 への全ユーザーのアクセスを停止した。この指令は外国籍ユーザー(米国の内外を問わない)を対象としており、日本のユーザーは現在 Fable 5 を利用できない状態にある(Anthropic は復旧に取り組むとしている)。検証を試みる場合は、最新の提供状況を必ず確認してほしい。(参考報道:ITmedia NEWSImpress Watch


開発自体は Opus 4.8 → Fable 5 に切り替えて継続

セキュリティ系の依頼はダウンされる一方で、通常の OSS 開発作業は Fable 5 で問題なく進められた。そこで、これまで Opus 4.8 で進めていた開発を Fable 5 に切り替えて作業を継続した。

その結果と、切り替えにあたって出てきた課題は、別記事に詳しくまとめている。


Opus 4.8 によるセキュリティチェック結果(要約・一般化)

ここからは、結局 Opus 4.8 が実施したセキュリティチェックの結果を、公開できる範囲で一般化して共有する。具体的な内部名・攻撃手順には踏み込まず、指摘の「分類」と「深刻度」のレベルで整理した。

対象コードの規模

項目規模
ファイル数約 30 ファイル
コード総量約 210 KB
実装言語Python 中心(約 4,000 行)
レビュー方式静的レビュー(ソースコード精読)

深刻度別の指摘件数

深刻度件数
🔴 Critical0
🟠 High1
🟡 Medium6
🟢 Low6
ℹ️ Info4
合計17

無条件のリモートコード実行のような致命的な欠陥は検出されず、全体としては 「セキュリティを意識した堅実な実装」 という評価だった。ただし多層防御(defense in depth)の観点では、計 17 件の改善余地が挙がった。

主な指摘(カテゴリ別・一般化)

分類深刻度概要(一般化)
認証・認可の外部依存🟠 High本体側に独自の認証機構がなく、強い副作用を持つ API(インストール/アップロード/設定保存など)の保護を、上位の Web サーバ側の認証に全面的に依存している
CSRF 対策・トークン検証🟡 Medium状態を変更する API に Origin / Referer チェックやトークン検証がない。また URL パラメータ由来の値が検証されないまま画面に反映され得る
外部リソース取得(SSRF)🟡 Mediumインストール処理が、指定された URL へ制限なくアクセスし得る
アーカイブ展開時のパス検証🟡 Medium配布パッケージを展開する前のパス検証が不十分(いわゆる Zip Slip)
画面描画時のエスケープ(XSS)🟡 Medium外部由来の文字列を、エスケープせずに DOM へ挿入し得る箇所がある
その他🟢 Low / ℹ️ Infoログ出力・エラー処理・依存関係などに関する軽微な改善提案

評価できた点

監査では、以下のような「すでに適切に対策できている点」も明確に挙げられた。

  • 待ち受けをループバックアドレスに限定している
  • プラグイン名を許可リスト(allowlist)方式で検証している
  • 配布インデックスのスキーマを検証している
  • パス・トラバーサル対策が入っている
  • セキュリティ関連ヘッダを一律で付与している
  • 設定ファイルをアトミックに書き込んでいる

対応方針

報告書には、優先度(P1〜P3)付きの改善ロードマップも併記した。要点は次の 3 つに集約される。

  1. 本体側にも、最低限の認証・CSRF 対策を持たせる
  2. 外部リソースの取得とアーカイブ展開に、検証処理を入れる
  3. 画面描画は一律でエスケープする

なお、実効的なリスクは 上位の Web サーバ側の認証構成(本コードの外側) に大きく左右される。そのため、最終的な安全性の評価は、その構成とあわせて確認する必要がある——この点は報告書にも免責として明記している。


補足:今回のチェックは「静的レビュー」である点に注意

ここは結果を読むうえで重要なので補足しておきたい。

今回 Opus 4.8 が行ったのは、ソースコードを読んで解析する 静的レビューだ。報告書自身も方式を「静的レビュー(ソースコード精読)」と明記している。実際にアプリを起動して通信を流す、いわゆる 動的テスト(実行時の検証)は行っていない

これは Anthropic 自身が提供する専用機能の位置づけとも一致する。同社の「Claude Code Security」も、コードを読んで文脈やデータフローを追う 静的解析として位置づけられており、アプリを実行して挙動を確かめる ランタイム(動的)ツールではないとされている。手法としては、従来のルールベース(パターンマッチ)型 SAST とは異なり、文脈やロジックを追う「エージェント的なコード推論」に近い。逆に、実行時にしか現れない種類の不具合は、そもそも対象外になる。

そのうえで、結果を読むときに押さえておきたい点が 2 つある。

1. 「過剰検知」が起きやすい

ルールベースの従来型ツールと違い、AI によるレビューは実行のたびに解析内容が変わる 確率的(ストキャスティック)なものだ。文脈を踏まえて深い指摘ができる反面、毎回同じ結果になるとは限らず、影響の小さい指摘や誤検知(false positive)が混ざりやすい。Anthropic の専用ツールでも、ノイズを減らすための誤検知フィルタや、最終判断を人に委ねる運用(human-in-the-loop)が前提になっている。今回のような「チャットにコードを貼って読ませる」簡易な使い方では、そうしたフィルタは働かないため、各指摘は「確定した脆弱性」ではなく 要確認の候補として、1 件ずつ人手でトリアージする必要がある。

2. 見ているのは「渡したコードだけ」

今回のレビューは、読み込ませたソースの範囲しか見ていない。サーバ(Apache)側の設定や、実際の運用環境までは把握していない。報告書が「実効リスクは上位の Web サーバ側の認証構成(本コードの外側)に左右される」と免責しているのは、まさにこのためだ。一般的なコードチェックツールが想定する「システム全体を俯瞰した解析」とは前提が異なる点に注意したい。

要するに——本当に影響があるかどうかは、この静的レビュー結果だけでは確定できない。各指摘について、実際の構成・データフローを踏まえた人手の確認と、必要に応じた動的テストを重ねて初めて、実効リスクが判断できる。AI の静的レビューは「あたりを付ける」には非常に有用だが、最終確定には別の検証が要る、というのが実情だ。


やってみての所感

正直に言えば、手応えよりも 「Fable 5 で確認できなかった」失望のほうが大きい。最上位モデルでセキュリティ監査を、と期待したのに、現状はセーフガードで自動的に Opus 4.8 へ引き継がれてしまう。セキュリティチェックは Fable 5 の担当外、と割り切るしかなかった。

代わりに動いた Opus 4.8 の静的レビューについても、評価は手放しではない。

  • 既存の静的チェックツールとの差は、正直よく分からない。 文脈を読む深さに見どころはあるが、「専用ツールを置き換えるほどの決定的な違い」を今回の範囲で実感できたわけではない。
  • 専用の静的チェックツールを購入しなくても、ある程度のチェックができるのは確かにアリだ。ただし AI ゆえに「漏れなく・均一に」チェックできる保証がないのが微妙なところ。実行のたびに結果が揺れる確率的な仕組みである以上、ここは本質的な弱点になる。
  • したがって、既存の静的チェックツールをやめて AI チェックに全面的に切り替えるのは、「漏れなく検出できるか」という一点で NG だと考える。網羅性・再現性が求められる場面では、まだ任せきれない。

一方で、可能性も感じた。もし AI が、ソース単体だけでなくシステム全体の構成まで含めて判定してくれるようになれば、既存の静的チェックツールと組み合わせて効率的な作業ができるかもしれない。そう考えると、AI が静的チェックツールを置き換えるのではなく、静的チェックツール側に AI が組み込まれていく未来のほうが、現実的で筋が良さそうだ。


参考リンク(外部)

Claude AI と“フル開発”する2026・続編 ― Fable 5 で見えた「現在位置の再構築」という壁

Mythos 相当の Fable 5 を検証、
Claude AI と“フル開発”する2026・続編 ― Fable 5 で見えた「現在位置の再構築」という壁

前回の記事「光と、壁」では、AIと“フル開発”を進めるときの手応え(光)と、その先に立ちはだかる限界(壁)について書きました。今回はその続編として、壁の正体にもう一歩踏み込みます。きっかけは二つ。最上位モデル Fable 5 の登場と、作業がセッションの制限で途中で止まった、ある一件でした。

Mythos 相当の Fable 5 に、使うモデルを上げてみようとした

Fable 5 は2026年6月に公開された、Claude シリーズで現時点もっとも高性能な一般公開モデルです。これまで一部の組織にのみ限定提供されていた最上位ティア「Mythos」相当の能力を、独立した安全機構を組み込むことで初めて一般公開した、という位置づけになっています。Opus 4.8 の上位にあたり、数時間〜数日に及ぶ長時間・複雑なタスクや、自律的に動くエージェント運用での強さがうたわれています。

「それなら使うモデルを上げてみよう」と切り替えようとしたところ、画面にはこう表示されました。
「This model isn’t available right now. You can switch to another model to continue using Claude.(このモデルは現在利用できません。別のモデルに切り替えれば、引き続き Claude を使えます)」

公開直後はこうした一時的な制限が出ることがあります。拍子抜けすると同時に、ふと立ち止まって考えました。自分は前評判で“過剰な期待”をしていないか、と。

モデルが強ければ、勝手に良い結果が出るわけではない

強いモデルは、こちらの前提整理の甘さまで吸収してくれる魔法ではありません。むしろ前提――指示・ルール・文脈――が難解だったり量が多すぎたりすると、強いモデルほど「全部こなそう」として、かえって挙動がぶれることがあります。

だからこそ、「いちばん賢いモデルを選べば自動的に最適」とは限りません。目的に合わせてモデルを選ぶ行為そのものが、設計の一部です。これは人に仕事をお願いするときと、やる方向性は同じで、前提を整え、ゴールを共有し、節目で確認する。相手がAIでも、変わりません。

効いたのは「小さく、絞る」― 特化スキルという解

AIに渡す作業ルール集(いわゆる「スキル」)を整備したところ、作業が目に見えて安定して進むようになりました。なかでもいちばん効果的だった改善は、一つのファイルサイズを小さく抑えることでした。

これは、スキルそのものにも効きます。サイズが大きすぎるスキルは“熟読”されず、結果としてルールが守られないことが多々発生します。実際、肥大化したルール集は分割しました。改訂履歴や補足を別ファイルへ外出しし、領域ごとに小さなスキルへ割り直したところ、読み込みが軽くなり、ルール遵守が安定しました。

見落とされがちですが、ここがいちばんの肝です。最初に投入するルールが鋭く研がれていれば、出力は驚くほど高い水準に届きます。逆に、あれもこれもと多量のルールを詰め込むと、出力はぼんやりと平均化し、よくできた検索ツール程度の答えしか返ってこなくなります。いろいろやらせすぎると、かえって性能は出ないのです。つまり、たどり着く到達点(最適点)は、最初に与えるルールベースの鋭さで決まります。最適点はあらかじめ一つに定まっているのではなく、出発点しだいで高くも低くもなる。だから、ルールを増やして細かく縛れば堅牢になる、とは限りません。むしろルールが増えるほど、それを破る挙動が多発します。

コーディングでも同じ傾向があります。ファイルが大きいと読み直しが増え、似た字形・同音語の取り違え(文字化けに近い誤り)も起きやすく、無駄な処理コストにつながります。小さく保つと、ここが目に見えて減ります。

そして気づいたのは、特定の領域に特化して小さく組み上げたスキルは、汎用に大きく書いたものより高い性能を引き出せる、という感触です。「広く曖昧」より「狭く明確」。賢さの絶対値より、前提の整え方のほうが効くのです。

「すごいのはモデル」なのか ― 増幅されるのは“問いの鋭さ”

この見立ては、いま話題のセキュリティAIにも当てはまると感じています。Anthropic は、一般公開していない最上位モデル「Claude Mythos」を限定パートナーと運用する取り組み(Project Glasswing)の初期結果として、約1か月で1万件を超える高・重大度の脆弱性を特定したと公表しました(出典:Anthropic「Project Glasswing」)。英国の公的機関 AI Security Institute(AISI)の独立評価でも、隔離された検証環境で同モデルが脆弱性を自律的に発見・悪用し、32段階の侵入シミュレーションを完了できたと報告されています(出典:AI Security Institute の評価)。

数字だけ見ると「モデルがすごい」と思ってしまいます。けれど見方を変えると、すごいのはモデル単体ではなく、そこに鋭い問いと手順を与えた、目を磨き上げたエンジニアのセキュリティスキルのほうではないでしょうか。モデルは増幅器のようなもので、鋭い問いを入れれば鋭く、鈍い問いを入れれば鈍く増幅します。脆弱性をあれだけ掘り当てられたのは、勘所を絞り込んだ“特化した問い”があったからこそ、とも読めます。先ほどの「小さく、絞る」話と、根は同じです。

そして、その鋭い目を持つハイスキルエンジニアは、そう簡単には育てられません。モデルは誰でも同じものを使えます。差がつくのは、何を・どう問うか、どんなルールベースから出発するか――つまり人側の技能です。ここを育て続けられるかどうかが、これからの企業の生き残りを分けるポイントになるのかもしれません。

「現在位置の再構築」― 変だと思ったら立ち止まる

運用を続けるうちに、時々、スキルから外れた作業が行われることに気づきました。そうした挙動を見つけたら「スキルをもう一度確認して」と促す。それだけで、たいていは元に戻ります。

これを繰り返すうちに、その現象が起きるときにはパターンがあるとわかってきました。挙動が乱れやすいのは、次のようなときです。

  • 作業の途中で、セッションの制限により処理が止まったあと
  • 使うモデルを切り替えたあと
  • 提供側(Anthropic)のアップグレードが行われたあと
  • 前回の作業から、長い時間が空いたあと

共通点は、「現在位置」――いまどの前提・どの文脈の上で作業しているのか――の連続性が切れる瞬間だ、ということです。だから再開時には、“いまどこにいるのか”をもう一度組み直す必要がある。私はこれを現在位置の再構築と呼んでいます。今回いちばんお伝えしたかったのが、この一点です。

対処そのものはシンプルです。変だと思ったら、いったん止めて確認させる。これがいちばん効きます。そして、モデルの切り替えのように意図的に制御できるものは、注意すれば最初から避けられます。

少しメタな余談を。この記事自体、前回ぶんの作業がセッション制限で途中停止していました。再開のとき私たちがまずやったのは、本文を書き始めることではなく、“どこまで進んでいたか”の確認と、“前提(方針・公開先・書き方のルール)”の再確認でした。それはまさに、ここで言う現在位置の再構築そのものでした。

まとめ ― 壁は「賢さ」では越えられない

「光と、壁」の続きとして見えてきたのは、壁はモデルをいちばん賢いものに上げれば消える、という種類のものではない、ということでした。鍵は、モデルの賢さそのものより、鋭く絞った問いを設計できる人側の技能にあります。出発点となるルールを小さく整え、特化したスキルを用意し、節目ごとに現在位置を組み直す。この地道な運用こそが、人とAIの共同開発を安定させます。

最適点は一つに決まってはいません。だからこそ、出発点を選び、確かめ、そして立ち止まる余地を残しておく。Fable 5 が使える日が来ても、たぶんこの原則は変わらないはずです。

関連記事・参考

Google Nest Hub で YouTube ライブが再生できない不具合(2026年3月)— 原因・範囲・対処法


2026年3月28日より、Google Nest Hub / Nest Hub Max で YouTube のライブ配信が正常に再生できない不具合を確認した。同じ症状が多数報告されているようです。本記事では、症状・影響範囲・原因の考察・対処法をまとめます。また、hsBox をご利用の方向けに、復旧まで の代替手段についても案内します。
2026年3月31日午前6時50分時点で復旧していました。対処は何もしていませんが2026年4月7日午後6時00分時点でキャストファームウェアが更新され復旧していました。追加調査情報は下記参照します。

症状

報告されている症状は主に以下の2パターンです。発生タイミングにより段階的に変化しています。

フェーズ症状
フェーズ1(発生状態)同じ1〜3秒の映像がループして繰り返し再生される
フェーズ2(※ときどき症状が変わる)「このコンテンツはご利用いただけません。後でもう一度お試しください」と表示される

影響範囲

この不具合は WNI(ウェザーニュース)固有の問題ではなく、YouTube ライブ全般に影響しています。

コンテンツ状況
WNI(ウェザーニュース)ライブ再生不可
その他の YouTube ライブ配信全般再生不可
YouTube の通常動画(録画済み)正常
スマートフォンでの YouTube ライブ 正常
Nest Hub 以外のデバイスへのキャスト 正常

操作方法(音声操作・スマホからキャスト)による違いはなく、どちらでも同じ症状が発生します。影響を受けるデバイスは Nest Hub / Nest Hub Max など Nest Hub シリーズ全般です。

原因の考察

Google Nest Community への報告によると、「まだファームウェアがアップデートされていない Nest Hub では正常動作している」という証言があります。これはNest Hub の最新ファームウェアと YouTube ライブの配信方式との相性問題である可能性を示しています。

なお、現時点での参考ファームウェアバージョン(Nest Hub Max)は以下の通りです。

  • システムファームウェア:29.20251023.103.2201 ←(2026/3/31GoogleHomeで確認)
  • キャストファームウェア:3.78.508739 ← 同上
  • Fuchsiaバージョン 29.20251023.103.2102100   ←(2026/4/2実機設定で確認)
  • ソフトバージョン 70.94.11.871942728 ← 同上
  • Chromecastファームウェアバージョン 3.78.523914 ← 同上
    ※2026/4/7 19:00時点追記: 画像は荒いが復旧したようだ、復旧後のバージョンは下、同じバージョンのままで21:00時点で通常のレベルに復旧した。
    システムファームウェア:29.20251023.103.2102100 ←(2026/4/7GoogleHomeで確認)
  • キャストファームウェア:3.78.523914 ← 同上
  • Fuchsiaバージョン 29.20251023.103.2102100   ←(2026/4/7実機設定で確認)
  • ソフトバージョン 70.94.11.871942728 ← 同上
  • Chromecastファームウェアバージョン 3.78.523914 ← 同上

※追加情報:2026/3/30時点

Chromecast Ultra では発生していない⇒4/8時点でも発生していない

Google Pixel Tab でも発生を確認。 →4/8には復旧
  ただし、発生はライブをキャストした場合、YouTubeアプリで、
手動でライブを再生する場合は正常に再生できる。

Google はすでにシニアチームにエスカレーションして調査中とのことです。また、2026年1月にも同様の問題が数週間継続した後に自然解消した前例があります。

ファームウェアバージョンの確認方法

お使いの Nest Hub のファームウェアバージョンは以下の手順で確認できます。

Google Home アプリから確認する方法

  1. Google Home アプリを開く
  2. 対象の Nest Hub のタイルを長押し
  3. 右上の歯車アイコン(設定)をタップ
  4. 「デバイス情報」→「技術情報」でバージョンを確認

Nest Hub 本体から確認する方法

  1. 画面を上から下にスワイプ
  2. 歯車アイコン(設定)をタップ
  3. 「デバイス情報」でバージョンを確認

他サイトでの情報

次のサイトで関連する情報が公開されていました。

以下のリンクから、現在進行中の議論や最新のアップデート状況を確認できます。

現時点での対処法

残念ながら、ファクトリーリセット・Wi-Fi 再接続・アプリ再インストールなど、ユーザー側でできる操作では解決しないことが確認されています。Google 側の修正を待つのが現実的な対応です。

  • Google Nest Community のスレッドに「同様の問題あり」と投稿することで、修正の優先度が上がる可能性があります
  • 1月の前例では数週間後に自然解消しています

hsBox への強化提案:復旧までの代替手段

hsBox で WNI ライブや YouTube ライブをテレビ・スマートディスプレイに表示している場合、Google 側の修正が完了するまでの間、以下の代替手段の活用をご検討ください。

  • 別のキャスト先への変更:Chromecast built-in 対応の Android TV / Google TV へのキャストは正常に動作しています。Nest Hub 以外のデバイスが利用可能であれば、そちらへの振り替えが有効です
  • hsBox のメニュー・スケジュール機能で切り替え設定を追加:復旧情報を受け取り次第、元の Nest Hub へのキャストに戻す運用も可能です
  • 復旧の確認方法:Google Nest Community の該当スレッドを定期的に確認するか、本記事の更新をご確認ください

まとめ

今回の不具合は Google Nest Hub と YouTube ライブの組み合わせに特有のバグであり、hsBox 側の実装に問題はありません。Google の修正対応を待ちながら、必要に応じて代替手段を活用してください。

復旧情報が判明次第、本記事を更新します。

参考:hsBox で YouTube ライブをテレビにキャスト(hoscm.com)


🗓️ 追記:2026年4月更新──ダウングレード不可、YouTube側変更の隣

ファームウェアのダウングレードは可能か?

結論から言うと、ダウングレードは実貪上不可能です。Nest Hub は Fuchsia OS ベースのクローズドシステムであり、ファームウェアファイルを手動で適用する手段が公開されていないためです。Google 側からユーザーが下げる方法は提供されていません。

YouTube 側の変更が原因の可能性

当初は「Nest Hub のファームウェア側の問題」と見られていましたが、調査を進めると「YouTube 側の変更がトリガーになった」可能性が浮上してきました。

YouTube のライブストリーム配信方式には、主に DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)と HLS(HTTP Live Streaming)の2つのプロトコルが使われています。2026年3月の開発者向けツール(yt-dlp)のバグ報告によると、YouTube 側で DASH 形式から HLS 形式への切り替えが発生していることが報告されており、Nest Hub の YouTube クライアントが新しい配信形式に未対応のままになっている可能性があります。

問題の構造:両社が絡んだ共責問題

対処主体内容可能性
Google(Nest Hub)側ファームウェアを更新してYouTubeの新プロトコルに対応
YouTube側古いChromecastクライアントへの後方互換性を維持
ユーザー側ダウングレード不可のためできることはないなし

両社のどちらかが修正を出すまで、ユーザー側でできることはありません。引き続き代替デバイス(Android TV / Google TV)へのキャストで運用してください。

現時点の状況(2026年4月時点)

  • 修正パッチ配信:❌ まだなし → 2026/4/7には配信されたもよう
  • Google 対応状況:シニアチームが調査中だが進展報告なし
  • 問題の長期化:一部ユーザーは1〜2か月前から発生中との報告もあり

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ATOM CAM2のカメラ画像キャプチャをルーター越えの別セグメントからhsBox1.3でトライ

ルーターの向こう側にあるATOM CAM2の画像をキャプチャしたかったのですが、これまでツールではできていませんでした。今回トライした結果を考慮して、以前に公開したツールの今後の強化項目にしていきます。

cam
cam

どうやるか、これまでの課題も踏まえて、検討してみましょう。
スマホで、rtspでのアクセスURLを確認できるので、これにアクセスできるように環境を整えてみます。

方法1 ルーティングでATOMCAM2にアクセスできるようにする

hsBoxや PC側の設定(ルーティング設定)で、ATOM CAM2に向けてつなげ、ルーターで対象のパケットを通すように許可する。
※hsBox1.3にはシステム設定に「ルーティング設定」機能があり、ルーティングの制御支援機能があるので、これを利用できます。

確認したルーターには。指定したパケットを許可する機能がなく、この方法での動作確認はできていません。
このパターンの場合、ツールの強化ポイントはIP指定できるようにすることです。
また、ルーターのDHCPでの割り当てIP固定化機能もあったほうがよいですね。

方法2 ルーターのDMZ機能を利用してアクセスできるようにする

確認したルーターには。DMZ指定する機能はありますが、1つのIPしか指定できませんでした。すでにスマートスピーカにこのIPを割り当て済みだったので、この方法での動作確認はできていません。
このパターンの場合、ツールの強化ポイントはIP指定できるようにすることも挙げられますが、MACアドレスにルータのMACを指定すれば既存実装でも操作するはずです。

方法3 ルーターのポートオープン機能を使ってアクセスできるようにする

確認したルーターにはこの機能があったので、試してみました。
暫定的に既存のツールを、指定したIPの画像キャプチャーをするように改造して動作確認してみました。IPにルーターのIPを指定することで、難なく画像キャプチャーに成功しました。

複数のATOM CAM2がこのルーターの向こう側にある場合は、ポート番号が被らないように調整する必要が出てくるので、IP指定に加えてポート番号指定機能もあったほうが良いですね。ただ、IP指定を IP:PORTの形式で指定できるように拡張しするだけで対応できるでしょう。
また、ルーターのDHCPでの割り当てIP固定化機能もあったほうがよいですね。

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hsBoxで、ATOM Cam 2の映像をキャプチャで発生した問題と課題と対処策について

約1か月連続キャプチャできていましたが、キャプチャできなくなる事象が発生したのでその原因調査と対策をしていきます。そして恒久対策に向けた対策案も検討して、以前に公開したツールの今後の強化項目にしていきます。

cam
cam

調査 その1

まず、状況整理ですが、キャプチャは、1回のcron起動で、3つのATOM CAM2を順にキャプチャしてファイル保存するように実装していました。一番最初にキャプチャするカメラ画像は10:00にキャプチャしたものが最後で、そのほかの2つは、14:40が最後でした。つまり、1つ目のキャプチャに失敗しても2つめ以降のキャプチャはできていましたが、その後3つともキャプチャできなくなっています。運用点検のため、hsBoxを再起動したタイミングあたりでキャプチャできなくなっていたようです。
 まずは、切り分けしていくためウォークスルー方式で問題となりそうなところを順にチェックしていきます。まずは、NASのマウント状況を確認しました。マウントはできており問題ありませんでした。
次に、ATOM CAM2のIP探索の確認です。 スマホでATOM CAM2のIPを確認して、そのIPが取れているかを、arpコマンドで確認します。 すると、3台のカメラともにMACが取れていないことが判明した。

暫定対処 その1

それぞれの、IPにpingを打ってみます。 それぞれ、反応がありMACがとれました。これにより、14:40が最後だった2台のカメラのキャプチャが復旧しました。
 残りの1台は、NAS上へのフォルダ作成には成功したものの、画像ファイルがまだ置かれていない状況になっています。

根本対策 その1

 今後の強化策です。 既存実装でもブロードキャストでpingを打つ実装を入れていますが、ブロードキャストではarpに反映されないのが問題のようです。そこで、MACが取れなかったとき、DHCPで割り振られる範囲に対して明示的に個別にpingを打つ実装を追加することにします。

調査 その2

まだ復旧できていない1台分のカメラについて調査を行います。

実装を、最後にキャプチャできたタイミングで何かあったかを確認してみましたが、特に問題はないようです。手動で、FFMPEGコマンドを実行すると、次の結果が返ってきました。

> python3 .\cap_once.py
FFmpeg failed: Command '['ffmpeg', '-rtsp_transport', 'tcp', '-i', 'rtsp://**:***@192.168.*.*/live', '-ss', '00:00:01', '-vframes', '1', '-q:v', '2', '-y', '\\\\192.168.*.*\\***\\2026-01-25\\20260125_124510.jpg']' timed out after 20 seconds

タイムアウトしていますが、pingは通っている。 前のセッションが残っていて接続待ちの状態になっている?のかという説はあるが、 スマホからの確認では動作している。 スマホでの画像表示と、rtspは別動作なので、rtsp側だけの問題(セッション残留?)の可能性がある。

暫定対処 その2

セッション残留の問題だと仮定して、rtspの再起動での復旧を試みる。スマホでの操作で一度「PCで再生」をオフにして再起動してみる。
 この操作を行うとrtsp用のユーザとパスワードが更新された。新たなユーザとパスワードを反映すると、キャプチャに成功し、 自動キャプチャは復旧した。

問題の原因は、残留セッションとみてよいようだ。 これは、ATOM CAM2側で何とかしてほしいが、 録画の都合(解像度の高い録画をしたい)から古いバージョンのファームウェアを使用している。このため最新パッチを適用することができず、ATOM CAM2側での”残留セッション”の改善は望めない。そこで、hsBox側での別の改善策を取ることにする。

その2の問題の 改善策案

”残留セッション”問題の対処方針は、上の”暫定対処”の問題を早期検知し、できるだけ手間をかけずに復旧できるようにするというものである。

 復旧手順を明記した内容での問題検知通知を出し、スマホ操作で「PCで再生」を再起動し、あらたなユーザ名・パスワードをGUI設定画面で更新するというものである。
とりあえず今時点での簡便な復旧策はこの辺でしょう。

他に良い案があれば、コメント投稿をお願いします。


関連記事

https://mic.or.jp/info/2026/01/30/cam-4/