太陽光発電システム導入環境での消費電力解析

これまで、太陽光発電のデータ解析について書いてきましたが、そもそもなぜ書き始めたかについて詳しく書いていませんでした。「パワーコンディショナーの消費電力」や「ここまでのまとめ」で、パワーコンディショナーの消費電力についての挙動をあるていど理解できたので、それを踏まえて気になっている点について解析してみます。

解析したかったのは、さきに書いたサイト3における「パワコン?謎の消費電力増加」の総消費電力量の増加の原因です。

問題の期間(2018年5月から2019年2月までの間)について、”パワコンでの解析”のように各時刻ごとの消費電力をプロットしてみます。

日ごとの毎時消費電力量

謎の消費電力増加 その4のデータと同様な絵柄ですが、5回ほど階段状に変化してそれぞれで別の挙動をしているように見えます。そこで、同様に朝と夕方の時間帯分をプロットしなおします。

日ごとの毎時消費電力量 朝方

朝方のデータから全体の階段情報変動はベースライン自体の変動に依存しているように見えます。つまり、太陽光発電システム以外で常に一定の電力を消費している何かが増えたと推測されます。

日ごとの毎時消費電力量 夕方

夕方のデータでは、1日に1分づつ変化するパワコンのモード切替時刻の影響により6/13以前と7/9から9/7あたりは19時台の消費電力が徐々に変化しているのがわかります。
9/14から12/1あたりは激しく変動しています。昼間と夜間の差は同じようにあるのでベースが変動していると推測できます。
12/1以降は5回ほど階段状に増減しています。それぞれの区間での昼間と夜間の消費電力差は同じです。この区間内での変動はベースラインの変動のみと考えてよいのですが、9/7以前にみられた19時、18時台の1日づつ変化するパワコンのモード切替時刻の影響が見られなくなっています。このパワコンの挙動の変化のタイミングと、消費電力量のベースラインの変化のタイミングが一致しているので、ベースラインの変化の原因がパワコンに依存しているのではないかと想像されます。次回、詳細を確認します。

なにー、WordPress5.2.2。 やってくれたな。

どこかで、自動アップグレードする設定とかあったのでしょうか?  更新ボタンも押していないのに「WordPress5.2.2にアップグレードした」とメールが送られてきた。たしかに、WordPress5.2.2 が6/18にリリースされていて、  https://wordpress.org/news/2019/06/wordpress-5-2-2-maintenance-release/  このサイトにも勝手に適用されていた。
 ”更新”の記載には「最新バージョンの WordPress をお使いです。 今後のセキュリティ更新は自動的に適用されます。」と書かれている。 これを信じるならば、まだ セキュリティ情報は出ていないが 5.2.2で脆弱性の対処が行われたのでしょう。
以前に予想したとおりの状況ですが、勝手に修正を適用されてしまうのは想定外でした。 5.2.1の時みたいにセキュリティ強化した権限設定の影響でサービスダウンしてしまったらどうしてくれるつもりでしょうか。その辺の不満を越える危険をはらんだ問題だというならわからなくはないが、この仕掛けを基盤にして業務用に使用しているところは沢山あります。業務が止まったら大変なことになります。この辺を踏まえて設定で自動適用するかとか自動適用する脆弱性の深刻度レベルを設定できるようにするとか、工夫してほしい。

WordPress5.2.2の修正内容をチェックはまた明日。