2026年夏、IFTTTを解約して無料プランに戻した理由|使い続けた理由と、今切った理由

IFTTTを有料のまま使い続けた理由と、無料プランに戻した理由。製品連携は生きていた。必要機能が約30個から2個に減り、外部サービスとの接点だけ残して解約した。


IFTTTを今も使っている人に向けて書く。これから使おうとしている人にも向けて書く。

知りたいのは、解約ボタンの場所ではない。なぜ今まで払い続けていたのか。なぜ、このタイミングでそれを止めたのか。その二つである。

先に結論を書く。

連携製品がIFTTT非対応になったから切ったのではない。製品は対応したままだった。動いてもいた。切ったのは、残したい機能の数が、無料枠の2個まで減ったからである。

よくある解約理由と、そうではなかった理由

すでにIFTTTを辞めた人の話を聞くと、理由は似ている。使っていた製品がIFTTT連携をやめた。アプレットが死んだ。だから去った。

自分の場合は逆だった。連携したい製品は複数あり、それらは有効に機能していた。だから使い続けた。

スマート製品は日々変わる。仕様も変わる。よくなることもあるし、デグレードすることもある。一時的な不具合なら待てばよい。待っても戻らない変更だけが、本当に効いてくる。

その意味で大きかったのが、Google Assistant V2だった。

仕様としてのデグレード

Google Assistant V2で一番失ったのは、カスタム発話と、変数つきの命令である。「アクティベート」を挟まないと動かないことも、使う気を削った。

これは不具合ではなかった。仕様としてのデグレードだった。待っても修正されない。音声を入口にしていた自動化は、ここで一気に薄くなる。

もともとの塊は、おおよそこうだった。

  • 音声の入口:約20個
  • 機器のオンオフ:約10個
  • 通知:約3個
  • 外部サービス連携:約5個

音声の約20個は、V2の時点でほとんど消した。残したのは3個ほどである。それでも、機器操作や通知、外部連携を含めて、残したいアプレットは約30個あった。無料の2個では足りない。だから有料を続けた。

続けた理由は、IFTTTが好きだったからではない。有効な機能が、まだそこにあったからである。

今もIFTTTを使っている人の継続理由も、だいたいこれだと思う。満足しているというより、代替がまだ来ていない。一度組んだものが、裏で動いている。月額は、切る判断を発生させない大きさである。

このタイミングで切った理由

切った直接のきっかけは、hoscmのHSA v0.12がテストリリースされたことである。HSAはAndroid向けの音声エージェントで、スマートホーム環境hsBoxと組み合わせて使う。

自分はIFTTTとhsBox、HSAの利用者である。開発側そのものではない。ただし開発側とはコラボの関係にあり、その立場で継続の見通しを確認できた。

HSA v0.12とhsBox 1.4の組み合わせで、IFTTTに置いていた機能のかなりの部分をカバーできるようになった。音声の入口は、ここで実質20個分が戻る。機器操作や通知の側も、本体側へ移せるものが増えた。

「どうしてもIFTTTで使いたい機能」が、約30個から2個になった。無料枠で足りる、という状態である。

テストリリースの段階で有料を止めてよいか。今使っている人は、そこを見ると思う。完成を待たずに切ったのではない。テスト版でも、継続提供は確定し、さらに強化していく方向だと分かっていた。代替が「今たまたま動いている」のではなく、「消えにくい」と判断した。その見通しが、このタイミングである。

残した2個の意味

無料で残す2個は、保険ではない。hsBoxと外部サービスの、入出力ゲートウェイである。

  • LINEへのメッセージ発信
  • YouTubeで検出したイベントの配信

どちらも、hsBoxから外へ出す、外から受け取る、その接点に使っている。本体の自動化はこちらへ移し、IFTTTには外との継ぎ目だけ残す。

これが、今の使い方である。IFTTTを家の中枢に置かない。外のサービスと内部をつなぐ2本の線として残す。

今使っている人向けに言うと、棚卸しの単位はアプレット数ではない。塊である。音声の入口、機器のオンオフ、通知、外部連携。どれが本体で、どれが継ぎ目か。本体が他へ移せるなら、有料である必要はない。継ぎ目が2本以内なら、無料で足りる。

これから使おうとしている人向けに言うと、最初から30個をIFTTTに置かない方がいい。置いた瞬間に、有料前提の家になる。最初から置くなら、他では出せない外部サービスとの接点だけに限った方がいい。自分の場合、それがLINEとYouTubeだった。

連携は生きていた。残したい機能が30個から2個になったタイミングで、有料を止めた。

続けていたものと、切ったもの

整理すると、こうなる。

使い続けていた理由は、連携が生きていたこと。複数の製品が、実際に機能していたこと。Google Assistant V2で音声入口は大きく死んだが、残った機能がまだ仕事をしていたこと。

このタイミングで切った理由は、その残務の大半を引き取る側が来たこと。必要数が無料枠まで減ったこと。代替が一時しのぎではなく、継続する前提だったこと。

IFTTTが不要になったわけではない。役割が変わった。中枢から、ゲートウェイへ移った。

自動化サービスは、作り始めた時より、辞め時の方が分かりにくい。不満が出た日が辞め時ではない。継続理由が死んだ日が、辞め時である。自分の場合、継続理由は「他に置き場がなかったこと」で、それが死んだのが今だった。

解約そのものは付録である

有料から無料へ戻す操作は、サブスクリプションの解約である。押した瞬間に無料になるのではない。今の課金期間が終わるまで有料機能は残り、期限後に自動でFreeになる。アプリを消しても止まらない。

契約した場所で、止める場所が違う。

  • 公式サイトのクレジットカード決済なら ifttt.com/billing の Cancel
  • iPhoneのアプリ内課金なら、設定 → 自分の名前 → サブスクリプション → IFTTT
  • Androidなら、Playストア → アカウント → お支払いと定期購入 → 定期購入 → IFTTT

Freeは有効アプレット2個までである。All に残っているものは制限に入る。残さないものは Archive か Delete した方がいい。自分で作ったものは Archive、他人の公開アプレットは Delete になる。

画面や料金は変わる。最新は公式のプランページを見てほしい。


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